- 「振り返りノートをつけたいけれど、やり方がわからない」
- 「どうすれば振り返りノートを習慣付けられるのだろう」
- 「テンプレートを利用してすぐに始めたい」
など、興味があるものの振り返りノートの始め方がわからないと考えている人は多いのではないでしょうか?
毎日を漫然と過ごしていると仕事の生産性が上がらず、プライベートでも成長が見込めません。生産性を上げたい、充実した人生を送りたいと考えている人は振り返りの習慣を付けましょう。
定期的に振り返って、自分に足りないこと、うまくできたこと、将来的な目標などを設定することで自己成長を達成できます。コツはフレームワークを使うこととテンプレートを活用することです。フレームワークを使えば効果的な振り返りが可能になり、テンプレートを利用することで効率化をはかれるのです。
早速、振り返りノートの意味や使えるフレームワーク3選、テンプレート、ポイントなどを解説していきましょう。
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「振り返りノート」とは
振り返りノートとは、毎日の仕事や活動を振り返り、学びや気づきを記録するための手法です。ビジネスパーソンはもちろん、学生や自己実現を目指す人など、職業や立場を問わず効果が期待できる取り組みです。
ノートを付けて行動や結果を分析することで、将来の方針やアクションに生かせます。例えば、成功体験、課題、失敗、改善点、目標などの情報を整理することで、自分を客観視できます。
成功体験はモチベーション向上につながり、継続的に取り組むことでさらなる成果を得られるでしょう。逆に失敗体験は原因を探り、改善策を実施し続けることで成長へとつなげられるのです。
振り返り自分を向上させるのに重要
振り返りノートは、何よりも自分を向上させるために有効な手段です。
自分にとっての課題や苦手なことをそのままにしておくと、将来的に同じ失敗を繰り返す確率が高まります。また苦手意識は成長を阻害する要因になります。
ビジネスパーソンであれば、振り返りノートによって足りないスキルや経験を可視化することで、改善策を考えやすくなります。弱点を克服することで、個人の業績向上につなげたり、転職によってキャリアアップを狙うことも可能です。
また仕事に限らず、日々の行動や結果を振り返ることはポジティブなマインドを作るのにも役立ちます。プライベートで直面している課題や悩みを、くよくよ考え続けても何も解決しません。情報を整理し、改善策を見つけられれば自己成長を達成できます。
成長実感を得られれば、前向きな考えが持て、行動力もついてくるでしょう。
フレームワークを利用すれば作成しやすい
効果的な振り返りノートの作成には、フレームワークの活用がおすすめです。特にビジネスシーンで使われているような思考方法を取り入れることで、情報を手際よく整理できます。
振り返りの効果を高めるためにも毎日ノートを書くことが大事です。そのためには、常に同じやり方を実行するのが重要です。自分に合ったフレームワークを取り入れれば、手法の一貫性も確保でき、それだけ効果的な振り返りが可能になるというわけです。
途中で投げ出さずに継続性を高めるためにも、ぜひフレームワークを導入しましょう。
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振り返りノートを作成するためのフレームワーク3選
ここでは振り返りノートを作る時に役立つフレームワークを3つ紹介します。
- KPT
- YWT
- PDCA
テンプレートも紹介するので、チェックしてみてください。
KPT
KPTは次の3つのキーワードの頭文字を取ったものです。
- Keep=継続すること
- Problem=改善すること
- Try=新しく挑戦すること
KPTはビジネスパーソンが仕事やプロジェクトを振り返るときに使うフレームワークです。個人はもちろんチームで活用できる手法として知られています。
毎日の振り返りノートにK→P→Tを記載し、新しく挑戦すること=改善策を講じた後は再度行動の検証を行います。そうすることで行動やマインドを日々改善できます。
新しく挑戦することの方向性が間違っていたり、改善策の効果が乏しい場合は新たな策を考えて実行することで微修正をはかっていきましょう。
KPTのテンプレート

【特徴】
KPTのテンプレートには、左上にKeep、左下にProblem、右にTryを書き込みます。Keepには、良かったことやこれからも続けたいことを書きます。うまくいったことを続ければ、継続的な成果につなげることができます。Problemには課題や気がかりな点を記載し、TryではKeepをさらに向上させるアイデアやProblemへの改善策を書きましょう。
YWT
YWTは次の単語の頭文字を取ったものです。
- Y=やったこと
- W=わかったこと
- T=次にやること
KPT同様にシンプルなフレームワークとしてビジネス・プライベート両方で活用できる手法です。KPTがチームやプロジェクトの振り返りに主に使われるのに対して、YWTは個人の振り返りによく使われます。
YWTでは「やったこと」→「わかったこと」という順序で情報を整理するため、良い点にフォーカスするフレームワークといえます。KPTが悪い点を改善して成長を目指すのに対して、YWTは学びを積み重ねていくといった感じです。
YWTのテンプレート

【特徴】
YWTでは、左に「やったこと」、真ん中に「わかったこと」、左に「次にやること」を記入します。
「やったこと」には、実行したこと・挑戦したこと・改善したこと、「わかったこと」には、気づき・学び・ひらめいたことなどを書きます。「次にやること」は、改善したいこと・工夫・挑戦することなどを書き込みましょう。
PDCA
PDCAはビジネスシーンでもっとも活用されているフレームワークといえます。PDCAは次の単語の頭文字を取ったものです。
- Plan=計画
- Do=実行
- Check=評価
- Action=改善
4つの要素を回し続けることで、改善促進をはかります。個人の目標達成やチームでのプロジェクト管理・品質管理・業務改善に効果を発揮します。
PDCAのメリットは、ゴールとアクションが明確化することです。また継続的に改善策を講じることで、成長実感を得られる利点もあります。
一方、アクション後に適切に評価・検証しないと、「やりっぱなし」になってしまうため思うように効果が得られないので注意しましょう。
h4:PDCAのテンプレート

【特徴】
PDCAは4つのマスにそれぞれ、計画・実行・評価・改善を書き込みます。計画(Plan)には目標や具体的な計画、実行(Do)には実際に行った活動や手法、評価(Check)には実行した結果の評価、改善(Action)には次に実施する計画や改善策を記載しましょう。
振り返りノートを効果的に作成するための3つのポイント
振り返りノートをはじめて実践する人は、次の3つのポイントを意識してみましょう。
- まずは目標を明確化する
- 失敗を責める内容で終わらない
- 定期的にノートを付ける
まずは目標を明確化する
振り返りノートの効果を最大化するためには、まず最初に明確な目標を設定することが大事です。どのような理想を求めているのか、ゴールをどこに設定するのかを考えましょう。そうすることで、成果や変化に向かって具体的なアクションを起こせます。
目標は数値などを使って具体的に定めましょう。ビジネスパーソンであれば「売上〇〇%アップ」「受注数〇〇件」「残業時間を〇時間以内にする」などが考えられます。プライベートの目標では例えば、「〇月までに体重を〇キロ減らす」「毎月〇回ジョギングする」「〇〇年までに〇〇の資格を取得する」など、数値や具体的な固有名詞を使い、期間を定めると効果的です。
失敗を責める内容で終わらない
振り返りは成長のプロセスなので、成功することもあれば失敗することもあります。両方を振り返って、要因や原因を分析することが大事です。失敗したことをくよくよと考えて、自分を責めても学びは得られません。原因と改善策を自分なりに分析し、失敗から教訓を得るようにしましょう。
定期的にノートを付ける
振り返りノートは定期的につけることで効果を発揮します。通常のフレームワークでは、気づきや改善策を書いて、次へのアクションにつなげます。そしてそのアクションを評価・検証してその次に生かす、というように継続的なサイクルを回すことが基本です。
仕事の振り返りでもプライベートの振り返りでも、やりっぱなしでは効果が期待できません。できれば毎日の習慣として取り入れるのがベストです。
また振り返りノートを作成するときには、仕事中や手が空いているときにメモを取るのも効果的です。気づきやアイデア、課題や新しい取り組みなど、思いついた時にメモをとって振り返りノートに反映させましょう。
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まとめ
今回はビジネスにもプライベートにも使える、振り返りノートについて解説しました。パフォーマンスを向上させるためには振り返りノートが効果的です。また個人目標を達成するうえでも振り返りノートは効果的です。
振り返りノートを付けたことがない人は、まずは自分に合ったフレームワークを選択し、使いやすいテンプレートを活用するのがおすすめです。
目標を明確化して、前向きな気持ちでノートを作成することで成功へとつなげられます。効果を最大化するためには何よりも習慣化が大事なので、途中で投げ出さずに継続して取り組みましょう。


