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リモートワークから複業まで。多様なワークスタイルをLiB的 “ゆるふわ” トークで繋ぐ

ワークスタイルが多様化する昨今。オフィス以外の場所で働く”リモートワーク”を導入する企業も増えています。しかし、メンバー同士が顔を合わせないでいると、コミュニケーションが希薄になる可能性も。その問題を解決するには意図的に“場”を作ることが欠かせません。社内の重要なコミュニケーション手段として、Qiita Teamを導入・活用している企業の事例をご紹介します。

おすすめの情報共有ツール「Qiita Team」

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Qiita Team(キータチーム) は、誰でも「かんたん」に読みやすい記事が書ける、社内向け情報共有サービス。チームのコミュニケーションを活性化し、ともに成長し合える場をご提供します。登録実績6,278社!!

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インタビューのポイント

ワークスタイルに関係なく全員が働きやすい状態を作るには「情報生産性」を高めることが大事
Qiita Teamの“自分たちらしい使い方”を見出すことが、コミュニケーションを生み出すことにつながる

目次

  • インタビューにご対応いただいた皆様
  • キャリア女性向けの転職マッチングサイト「LiBz CAREER」
  • 多様なワークスタイルのLiBチーム
    • 「LiBの外の人」が加わることで力、経験、人脈が倍増する
  • LiBチームでの Qiita Team の使い方
    • 情報生産性を上げたくてQiita Teamを導入
    • アポの見える化でエンジニアとのコミュニケーションが活発に
    • エンジニア目線だけでなく経営目線を持てるようになった
    • 場を盛り上げる「ゆるふわ投稿」が参加意識を持つメンバーを増やす
    • 情報発信・受信の場ができたことで、リアルのコミュニケーション量も増大

インタビューにご対応いただいた皆様

  • 佐藤さん(取締役)
  • 山本さん(アプリケーションエンジニア)
  • 岩崎さん(セールスハッカー)
写真左から、佐藤さん、山本さん、岩崎さん

キャリア女性向けの転職マッチングサイト「LiBz CAREER」

―まず、提供しているサービスについて教えてください。

佐藤さん:LiBグループではキャリア女性を対象としたサービスを2つ提供しています。1つは、LiBの100%子会社(LiBz PARTNERS)の直属コンサルタントで運営する人材紹介サービスです。

もう1つは、女性のキャリア支援に関して知見を持った大手からベンチャーまで幅広い企業と人材紹介会社を掲載したメディア「LiBz CAREER」です。キャリア女性が企業やエージェントを選べる転職マッチングサイトになっています。

ユーザーは順調に増えていて1.7万人ほど(2015年4月10日現在)。年末までに5万人を目指して集客を加速させている最中です。

多様なワークスタイルのLiBチーム

―チームのメンバーについて教えてください。

佐藤さん:常勤とリモートのメンバーを合わせると全員で30人です。開発メンバーは常勤が7人、リモート勤務が5人。それ以外はビジネスサイドのメンバーで、常勤が11人。業務委託では二児の母やPRのプロフェッショナルなどがいます。

―業務委託の方はどのような関わり方をしているのでしょうか?

佐藤さん:たとえばPR担当の女性には、原則週2回出勤してもらい、イベント実施前などには普段より手厚く関わってもらっていますね。

―そのうち社員だけではなく、全員がQiita Teamを使っていると伺い、驚きました。

山本さん:リモート勤務の方、フルタイムの方、個人事業主で週4日くらい出勤する方……メンバーの働き方はいろいろですが、みんなQiita Teamのアカウントを持っているんです。

佐藤さん:弊社には、他社に在籍していたり、自分の会社を経営していたりと、他の仕事を持ちながらLiBプロジェクトに参画していただける「LiBメンバーシップオプション」という人事制度があります。

待遇は社員同様としているので、業務に必要な情報を渡してコミットしてもらいます。リモートワークを含め、業務で困ることがないよう、Qiita Teamのアカウントを付与しているんです。

LiB取締役 佐藤さん

「LiBの外の人」が加わることで力、経験、人脈が倍増する

―社員ではない「外の人」にもチームの一員として参画してもらうようになったきっかけは何だったのでしょうか?

佐藤さん:会社の成り立ちが大きく関係していると思います。一昨年10月に代表の自宅で事業構想を練り始めたころ、まだ立ち上げ前にも関わらず、常に10人くらいがミーティングに参加していたんです。昔からの仲間やその場にいる人が新たに呼んでくる人が、わらわらと集まるようになって。

その当時から仲間をどんどん巻き込んで、プロジェクトを加速させる体質があったんです。会社設立後も、それほど強いつながりではなかったものの、気づけば一緒に働いていた、といった仲間もいました(笑)。

優秀な人は必ずどこかで活躍しているもの。いきなりLiBに転職してもらうのは難しいとわかっているので、共感してくれる人がいれば、その人にできる形で力や経験、人脈を貸してもらおうと考えています。

―外部の力を借りるメリットは?

佐藤さん:あらゆるアセットが増えることですね。たとえば、リクルーティング定例ミーティングに、社員ではない方も参加してくれていますが、「〜のポジションなら知り合いがいるから聞いてみようか?」と人を紹介してくれることもあります。

また、関わっているメンバーが多いので、PRの観点ではソーシャルの拡散力もありますね。よく「タイムラインがLiBで埋まってるんだけど(笑)」と言われることも。もともとリリースは月3件以上など、発信量を増やそうと努力してきましたが、おかげで知名度が上がり、営業先で「ソーシャルで拝見して知っています!」と好反応をいただくことも多いです。

LiBチームでの Qiita Team の使い方

情報生産性を上げたくてQiita Teamを導入

―Qiita Team導入前に抱えていた問題点を教えてください。

佐藤さん:実はとくに問題はなかったんですよ(笑)。Qiita Team導入以前はChatWorkを使っていたのですが、社員5人+外部の方10人程度で動いていた頃なので、それで十分回せていました。

でもあるとき、KAIZEN platform Inc.(以下、KAIZEN)さんがQiita TeamとSlackを導入していると聞いたんです。僕たちは以前からKAIZENさんの組織設計や運営方法が興味深いと思い、彼らの動きには注目していました。

KAIZENさん以外のイケてるベンチャーでも、Qiita TeamとSlackを導入する流れが来ているのは知っていましたが、それ以上にKAIZENさんの、思考する力を信頼していたんです。流行っているからその2つを使うのではなく、熟考した上で選択しているんだろうなと。

当時、社員は文系人材4人と開発取締役の米山と全員で5人。エンジニアがビジネスサイドとのコミュニケーションをとりやすく、動きやすい環境作りを行うことが、事業の成長に必要不可欠だと考えました。

また、リモートワークの人を含め、さまざまなワークスタイルの人が働きやすい状態を作るには「情報生産性」を上げるのが大事なこと。 情報をよりよい形で扱えるなら、2ついっぺんに取り入れてみようと思い、Qiita TeamとSlackの導入を決めたんです。

アポの見える化でエンジニアとのコミュニケーションが活発に

―岩崎さんは前職が総合商社だと伺いました。あまりITツールに馴染みはなかったですよね。転職して早々にQiita Teamを使い始めたころ、どんな感想を持ちましたか?

岩崎さん:僕は社内で一番ネットに疎いタイプです(笑)。まず、チャットワークを少し使い、すぐにQiita TeamとSlackが導入されました。でも、始めのうちはどう使うか全然わからなかったですね。

あるときから日報に所感を書くようになり、それを「面白い」と思ってくれたメンバーからコメントがつくのが励みになりました。ごく普通の真面目な日報だと、チラッと見て終わりだと思うんです。

また、毎日議事録をとってQiita Teamに投稿する担当になってからは、社内の誰よりもQiita Teamを使っていたと思います。最初は難しく感じたMarkdown記法も、一度覚えてしまうと使いこなせるようになりました。

アポイントの内容をまとめた「アポメモ」もQiita Teamに投稿しています。お客さまからアポで聞いたこと、弊社サービスに感じている不満点など、以前は上司である佐藤に口頭で伝えるだけだったんです。

でも、すべて記録として残し共有することで、アポが見える化されるようになりました。アポの場にいなかったエンジニアが目をつけて「そこは改善要素があるね」と話してくれたりと、コミュニケーションがとりやすくなったんです。

セールスハッカー 岩崎さん(右端)

エンジニア目線だけでなく経営目線を持てるようになった

―山本さんはエンジニアとして、Qiita Teamをどう使っていますか?

山本さん:エンジニアのエゴでPDCAを回せていないのでは、と悩んでいた時期に「エンジニアの仕事を見える化する」といった内容を投稿しました。エンジニアは美しいコードを書きたい。でも、ユーザーはコードを見るわけではないので、ユーザーの喜びにはつながらない。これってどうなんだろう、とモヤモヤしていて……。

そこで、エンジニアにしか理解できない言葉ではなく、誰にでもわかる言い回しを意識して、自分がエンジニアとして取り組んでいることのうち、何がユーザーやクライアントへの貢献になっていて、何がエゴになっているのかを見える化してみたんです。

結果、エンジニアの目線から経営の目線にシフトアップできた実感がありました。 元々営業メンバーの仕事を理解しようと務めていたつもりですが、その 文章を書いたことでより理解が深まったような気がしています。佐藤や岩崎に対し、クライアントはどういうところを見ているのか改めてヒアリングし、自身の業務に生かすきっかけにもなりましたね。 投稿を見たメンバーから「こんなことをがんばっていたんだね」と声をかけてもらえたのもうれしかったです。

場を盛り上げる「ゆるふわ投稿」が参加意識を持つメンバーを増やす

―こういった真面目な使い方以外では、どのような使われ方をしていますか?

佐藤さん:まず、Qiita Teamと同時期に導入したSlackの例をお話しますね。山本は1月に入社した社員ですが、Slackでの情報流通量がそこそこだったときに、Slackを「ゆるく」した人間で、今やSlackの主と化しています(笑)。

たとえば「ごはんチャンネル」なんて、アイコンからしてゆるいですからね。「どら焼きをもらいました」みたいな、のんびりした投稿もあります。

その流れで、Qiita Teamにもやわらかめな投稿が増えました。会社経営者でありながら、週4日弊社にフルコミットしてくれているデザイナーが、事業への思いをポエムにして投稿したことがあったんです。僕たちはそれを見て「青くさいけどめちゃくちゃいい!」と感じまして。

山本さん:私は「ゆるふわ」な投稿をしています。これまで書いたのは、初めて転職したときのことや他社のサービスを使ったときの感想、エンジニアとして考えていることなどです。

もともとおしゃべりは大好きですが、文章を書くのは大嫌いで……。これはどうも変だなと考えていたところ、メールで「お世話になります」「お疲れさまです」「よろしくお願いいたします」のような形式的な文章を書くのが億劫なんだと気づいたんです。

とにかく硬い文章としてまとめるのが好きではないため、話しているような形でまとめています。例えば他社のサービスを使った時の感想では「登録導線が〜になっていて工夫してあるよね」とか「UIが〜だからいいよね」など、ビジネス的な文章ではない、ゆるいまとめ方をしています。自分が得意なやり方で発信することで、皆に伝えるスピードも速くなりますね。

エンジニア 山本さん(左)

情報発信・受信の場ができたことで、リアルのコミュニケーション量も増大

―ゆるい投稿が増えてきたことで、他の方の使い方にも変化はありましたか?

佐藤さん:投稿は1日5件くらいになりました。よく投稿する人に偏りはありますが、コメントやいいねは全員が使うようになりましたね。 Qiita Teamという“場”を面白くしようという思いを感じます。

山本さん:そもそも内容が面白くないと、皆も投稿を見ないと思うんです。私自身、最近は投稿があると「何だろう?」と気になりますね。

また、リモート勤務の人からはQiita TeamとSlackのおかげで社内にいるのと変わらないくらいの情報量を獲得できている、と聞きますね。たとえメンバーと1週間ぶりに会っても、全然「久しぶり!」といった感覚はない、と。

岩崎さん:過去の投稿を遡って読んでいくと、メンバーがどういうことを考え、どう動いてきたかその軌跡がわかるので「途中から加わった気がしない」と話す中途社員もいますね。

佐藤さん:いい意味でリアルでのコミュニケーション量が増えています。今まで発信する場や受け止める場がなかったのが、Qiita Teamという場で発信するといろいろな人に届いて、情報の拡散につながっているので。

山本さん:Qiita Teamの魅力は、適度な流動性があることだと思うんです。空気のコントロールがしやすいので、皆がゆるくなっていけますし、後から情報を追いかけることもできる。WikiとTwitterのいいとこどり、と言うとわかりやすいかもしれません。硬いところとゆるいところを両立させられる点が、LiBという会社にマッチしているなぁと思います。

編集後記

多様なワークスタイルのメンバーでミッションに取り組んでいるLiBさん。 これまではそういったワークスタイルを「許容する」といったスタンスの企業が多かったのではないかと思いますが、LiBさんではそのことが当り前のこととして存在し、実際にチームの力を何倍にも強めていらっしゃる様子がとても印象的でした。 そういった リモートワークや時短勤務のメンバーとの情報共有もうまく機能しているようでしたね。

また課題となることの多いエンジニアとビジネスサイドのクロストークについても、SlackやQiita Teamでの「ゆるふわ」な投稿をきっかけにすることで、うまくコミュニケーションする機会を生んでいるようでした。

皆様の参考になれば幸いです 🙂

締めの1枚はLiBサインで!
今回ご協力いただいた企業:株式会社LiBさま ご利用人数:30人/Extraプラン(2015年4月10日現在)

ご利用開始年月日:2014年9月

(取材協力:池田園子)