- 「日報をどうやって書けばいいのかわからない」
- 「どうやったら効率的に日報が書けるんだろう」
という思いを抱えて日報を書いている方も多いのではないでしょうか?
日報は単なる業務記録ではなく、自身の仕事を客観的に捉えて改善に役立てたり、業務の進捗を共有してチームや組織の協業を円滑にするために導入している企業が多いです。
そこでこの記事では、項目ごとの日報の書き方や、状況に応じた日報の書き方を事例とともに紹介し、さらに業務に活かすための日報の上手な使い方までを解説します。
皆さんもぜひ、仕事で差がつく状況に応じた日報の書き方と活用方法をマスターして、普段の業務に役立ててください。
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項目ごとの日報の書き方
項目ごとの日報の書き方には、以下4つの方法があります。
- 業務内容
- 所感
- 特記事項
- コメント欄
日報は、書くべき内容をテンプレート化することで、短時間で作成できるようになります。
この章を通じて、それぞれの項目では何を書くべきか理解しましょう。
業務内容
日報は、その日に取り組んだ業務内容を記載します。
業務内容を書く際には、箇条書きで分かりやすく書くように意識し、とくに以下の点を注意しながら必要に応じて補足してください。
- どんな業務を
- どのくらいの時間をかけて
- どれだけ実践したか
という3つのポイントを踏まえて記載します。
例文
- 9:00 – 10:30 :プロジェクトAのコードレビュー
- チームメンバーが作成した新機能のコードをレビューし、最適化とバグ修正の提案を実施。5つのプルリクエストを確認し、計10箇所の修正提案を行いました。
- 11:00 – 12:00:定例ミーティング
- プロジェクトの進捗状況と今後のタスクについてのミーティング。次週のスプリント計画を立て、各メンバーの担当タスクを決定しました。
日報を書くときは、時系列に沿ったり、業務内容ごとにまとめたりすることで記載漏れを防ぐことができるのでおすすめです。
所感
所感の項目には、1日の業務を通して気づいた課題点や改善点などを記載します。
所感は、良かった悪かったといった個人の感想と混同されがちですが、感想より一歩踏み込んだ「自分の意見」を加えたことを指します。
例文1
- 本日の株式会社XYZとの商談は非常に有意義なものでした。以下に所感をまとめます。
- ポジティブな点
- 相手の関心度:株式会社XYZの担当者は、弊社のサービスに非常に関心を持っており、具体的な導入方法について積極的に質問してくれました。これは、弊社の提案が相手のニーズにマッチしていることを示していると感じました。
- コミュニケーションの円滑さ:商談中、終始和やかな雰囲気で進行でき、お互いの意見交換もスムーズでした。特に、相手方の技術担当者との技術的なディスカッションが充実しており、信頼関係の構築に寄与しました。
- 改善点
- 準備不足の部分: 一部の質問に対して、即答できなかった箇所がありました。例えば、特定の技術的な仕様や導入後のサポート体制についての詳細な説明が不足していたと感じました。次回以降の商談では、こうした質問に対する準備をより充実させる必要があります。
- 次回への課題:次回の商談までに、相手の具体的なニーズを更に深掘りし、カスタマイズされた提案資料を準備することが重要です。また、価格や契約条件についても具体的な案を用意することが求められると考えています。
- ポジティブな点
例文2
- 本日のプロジェクト初参加を通じて得た所感を以下にまとめます。
- ポジティブな点
- 明確なプロジェクト目標:キックオフミーティングでプロジェクトの目標が明確に示され、全体の方向性が理解できました。特に、最終成果物のイメージや期待される成果が具体的に共有されたことで、自分の役割と貢献の方向性が明確になりました。
- チームのダイナミクス:チームメンバーのスキルセットや経験が多様であり、それぞれが専門的な知識を持っているため、非常に強力なチームと感じました。また、チーム内のコミュニケーションが円滑で、協力体制が整っていることが初日から実感できました。
- 改善点
- ツールやプロセスの習熟:プロジェクトで使用されるツール(例:プロジェクト管理ソフト、バージョン管理システム)やプロセスにはまだ完全に慣れていないため、これらに早急に習熟する必要があります。特に、効率的なタスク管理のためのツールの使い方をマスターすることが重要です。
- 情報のキャッチアップ:プロジェクトの背景やこれまでの進捗についての情報が膨大であるため、短期間でこれらの情報をキャッチアップするための時間を確保する必要があります。特に、過去のミーティング記録や仕様書を精読し、プロジェクト全体の理解を深めることが求められます。
- 次回への課題
- タスクの進行状況の共有:次回のチームミーティングまでに、割り当てられた初期タスクを進め、その進行状況を適切に共有することが重要です。また、問題点や不明点があれば早めにチーム内で共有し、解決に向けたアクションを取ることが必要です。
- チームメンバーとの連携強化:チームメンバーとの連携を強化するために、日常的なコミュニケーションを積極的に行い、信頼関係を築くことが今後のプロジェクト成功の鍵となるでしょう。
- ポジティブな点
特記事項
業務上で相談したいことや不安に感じたことがあれば、特記事項として書き残しておきましょう。また、注目すべき点を述べる際や、読む人に「これだけは気を付けてほしい」といった点を挙げる際にも特記事項に記載することで、情報伝達の抜け漏れを防ぐことができます。
例文
- ダブルチェックの改善案を作成するためには、現状のフローの工程が詳しく分からないので関係者にヒアリングをする必要があります。誰にヒアリングするとよいか教えてください
- 見積書を作成するにあたり、外部の業者に価格や納期の見込みなどについて確認をする必要がありますが、そのほかに確認しておく点はありますでしょうか … など
コメント欄
読んだ人が誰でも自由にコメントを書き込めるように、コメント欄を付けるのを忘れずにしましょう。
日報は、提出した後にフィードバックを貰うことでより効果的に運用できます。
コメント欄を設置することで、上司や同僚からの意見を残すことができるだけでなく、自身の業務改善につながったり、コミュニケーションのきっかけにもなるため効果的な項目となります。
▼参考記事
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状況に応じた日報の書き方
項目ごとの日報の書き方を理解したら、次のステップとして状況に応じた日報の書き方を理解しましょう。
この章では、以下2通りのパターンとともに主な事例も紹介します。
- 時系列で書く場合
- PDCAや目標をもとに書く場合
時系列で書く場合
こなした業務が多かった場合には、タイムスケジュールを書いて見やすくまとめることで、日報を書きやすくできます。
ポイントとしては、読む人が理解しやすいように「何をしたのか」「結果はどうだったのか」を本日の業務内容、明日の予定、結果や所感などに分けて簡潔にわかりやすく記載する点です。
とくに所感は、「~だと思いました」という、ただの感想文にするのではなく、自分の意見を述べることで、今後の思いや結果に対する考察を記すことができます。
例えば、以下のような形式で書いていくことが一般的です。
例文
- 本日の業務内容
- 10:00-11:00:△△株式会社訪問 来期事業計画をヒアリング
- 12:00-13:00:新規顧客とのミーティング
- 13:00-15:00:新プロジェクトの調査と準備
- 16:00-17:00:○○株式会社とオンラインミーティング
- 17:00-18:00:締め会
- 明日やること
- 10:00-12:00:N広告進捗会議
- 13:00-15:00:Nプロジェクト事後アンケートインポート
- 16:00-18:00:社内ミーティング
- 今日の結果
- 朝一より△△株式会社訪問にて来期事業計画のヒアリングを行い、今後のビジネスに関しての情報交換から売上に繋がりそうな案件がいくつか出てきました。また、新規顧客とのミーティングでは新しい関係を構築できただけではなく、次回の新プロジェクトの調査と準備も進めています。
- 所感
- 利益目標必達のために、今後のチームの体制や新規顧客の獲得などの取り組みを整理しています。
とくに、△△株式会社との来期事業計画やグループの経費削減は、早くやればやるほどインパクトが大きいため、今週来週で一気に目途をつけていきます。
- 利益目標必達のために、今後のチームの体制や新規顧客の獲得などの取り組みを整理しています。
PDCAや目標をもとに書く場合
PDCA(Plan-Do-Check-Action)や目標をもとに書く場合は、以下に則った形式にすると良いでしょう。
- 今日の目標(Plan)
- 毎日の目標を立てます。
- 例えば営業業務の場合、アポイント〇件、専門職であれば○○のタスクを終わらせる、など
- 毎日の目標を立てます。
- 今日の結果・業務内容(Do)
- 目標に対しての達成率や成果などを具体的な数値で書き出します。
- 良かった点・悪かった点・所感(Check)
- 結果から得た自身の良かった点や悪かった点を書きます。
- 解決方法(Action)
- 発見できた改善点をどのように解決するか考えてみましょう。
- 明日の目標(Plan)
- 次のサイクルに向けて、新しい目標を設定します。
例文
- 今日の目標【Plan】
- 新規顧客とのミーティング3件実施 / 新規商談獲得1件
- 既存顧客とのフォローアップ5件
- 業務内容【Do】
- 09:00-12:00:新規顧客とのミーティング
- ミーティング先:A顧客、B顧客、C顧客
- 13:00-15:00:Nプロジェクト事後アンケート
- 16:00-18:00:既存顧客
- フォローアップ先:D顧客、E顧客、F顧客、G顧客、H顧客
- 18:00-18:30:社内ミーティング
- 09:00-12:00:新規顧客とのミーティング
- 所感【Check・Action】
- 新規顧客とのミーティングの進捗が良い
- 朝から新規顧客とのミーティングで、A顧客、B顧客、C顧客と様々な要望やニーズに合った解決策の提示ができました
- Nプロジェクトの事後アンケートの作成にもう少し時間を要してしまいそう
- 海外企業も提携先のため、契約周りで不明な点が多く四苦八苦しています
- 法務とも連携を取りながらデータをしっかり整理していきます
- 明日の目標【Plan】
- 新規顧客との契約書の作成2件 / アポTEL10件
- 既存顧客とのフォローアップを3件
業務に活かすための日報の上手な使い方
この章では、業務に活かすための日報の上手な使い方を3つ解説します。
- 定期的な振り返り報告習慣をつける
- フィードバックをもらい、改善に活かす
- 朝の時間を活用して効率的に作成する
日報は業務を可視化して気づきをもたらすためのツールです。
上手に活用することで継続的に業務改善や効率化していくことが可能となります。
定期的な振り返り報告習慣をつける
業務に活かすための日報の上手な使い方の一つに、定期的な振り返り報告習慣をつける方法があります。
週次・月次などで目標を立てている場合には、1週間・1ヶ月などの区切りで日報の振り返りを実施しましょう。「できなかったこと・できたこと」、「これからやるべきこと」など、振り返りで得られた気付きや対応について記載しておくことで、「どの程度の業務をこなすことができるのか」、「自身に不足しているスキルは何か」など、仕事に関するさまざまなフィードバックを日報に書いた内容から得られるようになります。
フィードバックをもらい、改善に活かす
日報でフィードバックをもらい、業務改善に活かしましょう。
日報を書く上で欠かせないのが、「指導してくれる上司や先輩とのコミュニケーション」です。
日報を書いたら必ず上司や先輩からのフィードバックをもらって、毎日確認し、指摘を踏まえて改善に取り組みましょう。
フィードバックをもらうことで、「良い日報を書く」というインセンティブが生まれます。また、上述した「項目ごとの日報の書き方」を実践していれば、読みやすく内容がまとめられているので上司もスムーズに日報をチェックすることができるでしょう。
朝の時間を活用して効率的に作成する
日報を書く際に朝の時間を有効活用することで、効率的に作成することができ、普段の業務に活かすことができます。
「日報に時間をかけすぎてしまう…」と悩んでいる人は、出社したらすぐに1日のスケジュールを記入しておきましょう。
出社後すぐに日報を書くことで、1日の時間の使い方を前もって可視化でき、仕事量を認識してから業務にあたることが可能となります。
たとえ突発的なタスクが入ったとしても、仕事量を正確に把握していれば、対応可能か迅速に判断することができるでしょう。
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すぐに使えるエクセルのテンプレート集
こちらでは、7種類のテンプレートをご用意しております。枠組みがある程度決まっておりますので、書き手による構成のばらつきを防ぐことができます。業務の効率化にぜひお役立てください。
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新入社員用
新しい環境に早く慣れるためのサポートツールとして、新入社員向けの日報テンプレートをご用意しました。学んだことや気づきをしっかり記録し、成長を実感しましょう。

まとめ
日報は単なる業務記録ではなく、自身の仕事を客観的に捉えて改善に役立てたり、業務の進捗を共有してチームや組織の協業を円滑にするといった、生産性を上げるためのツールとなります。
本記事では、【仕事で差がつく】状況に応じた日報の書き方と活用方法として、項目ごとの日報の書き方や、状況に応じた日報の書き方を事例とともに紹介し、さらに業務に活かすための日報の上手な使い方までを網羅的に解説しました。
日報の書き方のポイントを抑えて実行することは、業務改善に活かすことができ、生産性の向上を目指すことにつながります。
ぜひ、この記事を参考にして日報の書き方、活用の仕方について再検討してみてはいかがでしょうか。


