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「ご教示ください」のメール例文集|状況に応じた使い方を解説

上司や先輩に教えてもらいたいことがある人の中には、「ご教示という言葉が良いと知ってはいるけど、どのように使えばいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか?

仕事で目上の人にメールを送る際、「ご教授」「ご教示」「ご指南」など、似たような言葉があり、それぞれ微妙な違いがあります。

そこでこの記事では「ご教示ください」のメール例や、状況に応じた使い方を解説していきます。また、混同しやすい表現として代表的な言葉との違い、使う際の注意点を紹介します。

この記事を読めば、目上の方に教えてもらう際の言い回しを覚えることができ、ビジネスシーン別で実際にコミュニケーションがとれるようになります。ぜひ、最後までご覧ください。

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「ご教示」は知識や手段を教えてもらう為の言葉

ご教示(ごきょうじ)とは、知識や手段を教えてもらうための言葉です。尊敬語である「御(ご)」という言葉と、教えることを表す「教」、そして示すことを意味する「示」の三つの要素から成る表現です。具体的には、「相手から学ぶ・知識や手法を伝授してもらう・指導や助言を受ける」といった意味合いで用いられます。

この表現は特に、新人や若手が上司や先輩から助言や指導をメールなどで仰ぐ際に便利なフレーズです。会話の中で使うと、やや堅苦しい印象を与える可能性があるため、注意しましょう。

「ご教示」とよく似た言葉との違い

「ご教示」とよく似た言葉はいくつかありますが、微妙な違いがあります。

この章では、混同しやすい表現として代表的な「ご教授」「ご指導」「ご指南」の3つについて解説します。

「ご教授」との違い

「ご教示」と「ご教授」は、教えることに関する言葉ですが、その使い方は異なります。

「ご教示」は一般的な情報や具体的な指示を求める際に使われ、ビジネスメールなどで見られます。例えば、会議や会合、パーティーなどの参加可否を尋ねる際やスケジュールを尋ねる際に利用されます。

一方、「ご教授」は学問や技芸のように専門性の高い分野を一定の期間にわたって継続的に教えてもらう場合に適しています。これは学生が教授から教育を受ける際によく用いられる表現です。例えば、専門的な分野の知識や研究方法を学びたいときは「ご教授」を使うことが適切です。「ご教授」は、相手によってやや堅苦しく、大げさな表現と受け取られる可能性があるため、状況に応じて使い分けましょう。

「ご指導」との違い

「ご指導」は、教えを導く意味があります。これは「教示」や「教授」とは違い、特定の知識や技術よりもむしろ、教えの内容をあまり問わない漠然としたアドバイスを受けたいときに使われます。

例えば「これからも宜しくお願いします」という意味を込めて「これからもご指導のほど、宜しくお願い申し上げます」といった使い方をします。この表現は、今後も長い付き合いをしていきたい相手や企業に対して使うのが一般的です。

「ご指南」との違い

「ご指南」も上述した言葉と同じように教えることを意味しますが、範囲がかなり限定的です。「指南」とは、主に芸事や武芸などを教える行為を指します。

例えば、囲碁、将棋、剣道、空手などの競技や茶道、華道、舞踊などで使用されます。ビジネスの文脈で「ご指南」を使うことはあまり一般的ではありません。「ご指南」を使う時は、趣味や特定の専門分野の交流があるような場面で、目上の人に「これからもどうぞご指南ください」といった使い方をします。

「ご教示ください」のメールでの例文

ビジネスでよく使用される「ご教示ください」というフレーズは、継続的に教えを受け続けるというより、その場で解決するための方法などを教えてもらう場面で使います。この章では「ご教示ください」の例文をパターン別に紹介していきます。

なお、社外の方などの場合は「ご教示ください」よりも「ご教示いただきたく存じます」といった方が適切です。「上司宛」以外は、より丁寧な言い回しを心掛けましょう。

上司に対してのメールの例文

以下は、上司に対して「ご教示ください」というフレーズを使う場合の例文です。

宛先qiita.team12345@gmai1.co.jp
件名来月の◯◯のミーティング日程について
◯◯課長

お疲れ様です。
○○(プロジェクト名)を担当しているQiita 太郎です。

来月予定している◯◯のミーティングについて、ご都合の良い日時を伺えますでしょうか。また、当日の議題やアジェンダについて、訂正や補足等が必要な箇所がありましたら、ご教示ください。

ご確認、どうぞ宜しくお願いします。

上司や目上の人から業務に必要な情報を知らせてほしいときには「ご教示ください」を使用しましょう。話し言葉である「教えてください」よりも丁寧な表現になります。

また、上述した例の他にも以下のようなメールの文例があります。

  • ◯日の会議の参加可否をご教示ください
  • 提案資料の◯◯の部分についてご教示ください
  • ◯◯担当者のお名前をご教示ください

取引先に対してのメールの例文

以下は、取引先に対して「ご教示ください」というフレーズを使う場合の例文です。

宛先qiita.team12345@gmai1.co.jp
件名システムの仕様について
◯◯様

株式会社〇〇のQiita 太郎と申します。

貴社がご提供されている〇〇(システム名)の仕様に関して、社内でいくつか質問が生じました。お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。



以上になります。
お手数をおかけして申し訳ございません。

ご確認、よろしくお願いいたします。

取引先へのメールで「ご教示」を使う際は、上司宛より丁寧な言葉を使いましょう。また、上述した例の他にも以下のようなメールの文例があります。

  • 差し支えのない範囲でご教示賜りますようよろしくお願い申し上げます
  • 来月のスケジュールについてご教示いただきたく存じます
  • 〇〇の管理方法についてご教示くださいますと幸いです

h3:顧客に対してのメールの例文

宛先qiita.team12345@gmai1.co.jp
件名◯◯サービスの改善検討に関して
◯◯ 様

株式会社〇〇の◯◯です。
いつも当社のサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

背景の詳細をご教示いただきまして、誠にありがとうございます。いただきましたご意見は、開発チームへ共有し、実装検討させていただきます。その他にもご要望やフィードバックがございましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。

今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

顧客に対してのメールを送る際は、指摘や要望を頂いたことへの感謝の意を示すところから始まり、今後のサービス向上に取り組む姿勢を表明していきましょう。最後に、顧客の意見や指摘を歓迎し、今後もコミュニケーションを取れる体制を整えるために、丁寧な言い回しを心掛けましょう。

就活中での相手企業へのメールの例文

以下は、就活中の学生が相手企業へ送る問い合わせメールの例文です。

宛先qiita.team12345@gmai1.co.jp
件名新卒採用予定の有無について
◯◯株式会社
採用担当者 ◯◯様

突然のメールにて大変失礼いたします。
私、現在就職活動をしております、◯◯大学・◯◯学部のQiita 一郎と申します。

この度は、今年度の新卒採用予定の有無について伺いたく、連絡いたしました。もし貴社にて新卒採用のご予定がおありでしたら、応募したいと考えております。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご教示くださいますよう何卒宜しくお願いいたします。

メールの冒頭で自己紹介を行い、その後で何に関しての問い合わせかを説明します。最後に、「ご教示くださいますよう何卒宜しくお願いいたします」と丁寧な表現でお願いの言葉を添えることで、ビジネスメールに仕上がります。

「ご教示ください」を使用する際の注意点

「ご教示ください」という表現は使うシーンや相手によっては、強制しているような強い印象を与えてしまう可能性があるため、注意が必要です。この章では、注意すべき2つの場面について解説します。

  • 会話では使わないのが一般的
  • より丁寧な言い回しが必要な場合もある

会話では使わないのが一般的

「ご教示ください」は、ビジネスメールや文書での使用が一般的であり、口頭での会話ではあまり使われません。会話では、より自然でシンプルな表現が好まれます。

例えば、「教えていただけますか?」や「アドバイスをお願いします」など、より簡潔で直接的な表現が適しています。

より丁寧な言い回しが必要な場合もある

「ご教示ください」はフォーマルな言い回しですが、より丁寧な言い回しが必要な場合もあります。社内取締役や取引先とのやりとりで「ご教示ください」を使用すると、場合によっては失礼に受け取られる恐れがあります。

言葉遣いは状況に合わせ、使い分けることが大切です。例えば、「ご教示のほど、何卒よろしくお願い致します」「ご教示を賜りたく存じます」など、より丁寧な言葉を用いましょう。

まとめ

本記事では「ご教示ください」のメール例や状況に応じた使い方を解説しました。また、混同しやすい表現として代表的な言葉との違いや使う際の注意点を紹介しました。

「ご教示」は尊敬語の一種で、知識や方法、手段といったものを教え示すために使われる表現です。この言葉はビジネスやフォーマルな文書でよく見られます。

ただし日常会話では、かしこまった表現のため、あまり利用されません。また社内取締役や、取引先などの場合は、より丁寧な言い回しを好む場合もあるため、状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。

相手に違和感を抱かせるような表現にならないように注意して「ご教示ください」をメールなどで活かせるようになりましょう。