最終更新 2023年4月5日

社内報におすすめのネタ65選!読まれるネタの探し方も4つ解説

内報を制作し続ける中で、ネタ探しに苦戦している担当者も多いのではないでしょうか。面白い社内報を作るためには、定番ネタやレギュラーネタだけでなく、時には新鮮なネタも必要になります。ただし日々の業務をこなしつつ、ネタ探しに奔走するのは負担が大きすぎるでしょう。

そこで本記事では、誰でも簡単に社内報のネタ探しができる4つのコツと、具体的なネタ65選を一挙に紹介します。ネタ探しに困っている担当者は、ぜひこの記事を参考に、面白い社内報作りのためのヒントを見つけてください。

社内報のネタの探し方4選

社内報の制作担当者にとって大きな悩みの種ともいえる「ネタ探し」。制作を続けるうちに、ネタ切れに陥って困っている担当者も多いのではないでしょうか。

まずはネタ探しを効率良く行うためのコツを紹介します。覚えておきたいコツは次の4点です。

  • 会社内でどんなことが話題になっているかリサーチする
  • 世間のトレンドに目を向ける
  • 社員に役立つ情報をネタにする
  • 過去の人気記事を分析する

会社内でどんなことが話題になっているかリサーチする

まずは、社内で話題になっているネタをリサーチしましょう。もっともオーソドックスな方法としては、アンケートが挙げられます。仕事の話に限らず、ネタになりそうなさまざまな話題を手広く収集しましょう。

また気軽に話してくれそうな社員にヒアリングする方法も有効です。流行に敏感な社員や新しい物好きな社員、会社以外でも多方面に活躍している社員など、ネタを提供してくれそうな人にアプローチして話を聞いてみましょう。

世間のトレンドに目を向ける

ネタに困った時には世間のトレンドに目を向けるのも一つの手です。政治や経済などの時事ネタはもちろん、ビジネス全般や業界のニュースなども社内報のネタになります。

自社の事業に直接関係がなくても構いません。インターネットで検索されているキーワードであったり、SNSでトレンド入りしている話題は社員にとっても興味を引くネタのはずです。

社員に役立つ情報をネタにする

社員が仕事上で役立つネタを提供するのも良いでしょう。例えば、「時間術」「効率化」「おすすめのビジネス書」など、パフォーマンスが上がったり、ビジネスパーソンとして必要な知識が収集できるネタは、読者のニーズにも合致するはずです。

また、新入社員向けにビジネスマナーに関するコンテンツを発信したり、子育て中の社員に向けて社内制度や働き方改革のヒントになるようなコンテンツを提供するなど、社員の多様なニーズにそった情報を発信することも大事です。

過去の人気記事を分析する

効率的なネタ探しには、過去記事の人気記事を分析する方法もあります。特に、Web版やアプリ版で社内報を発行している企業は、閲覧数やリアクション数などを確認すればコンテンツごとの評価がすぐに分かります。

よく読まれていたり、「いいね」やコメントがたくさんついた記事を分析し、似たようなコンテンツや派生記事を作る方法が効果的です。

また紙媒体で発行している場合には、社員にアンケートを実施したりヒアリングをして人気記事を抽出し、記事内容を分析することで新ネタのヒントを見つけましょう。

【ジャンル別】社内報のおすすめのネタ65選

社内報に掲載するコンテンツには、ある程度定番のネタがあります。その定番のネタにプラスして、自社の社員が読みたいと思うような記事を掲載することで、クオリティの高い社内報が作れます。

「読まれる社内報」を制作するためにも、仕事に直接関係する記事に加えて、箸休め的なライトな記事もバランス良く盛り込むと良いでしょう。

ここでは、制作担当者のネタ探しのヒントとなるような、おすすめなネタを6ジャンルに分けて一挙紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

社員や部署の紹介

社員や部署の紹介記事は、会社で働いている人のことや、他部署の業務内容などを知るのに最適なコンテンツです。自己紹介や他己紹介、部署の紹介、各拠点やグループ会社の紹介などの他に、テーマを決めて対談を行ったりします。

大きな企業であるほど、他部署や他拠点の社員とあまり接点がなく、どのような仕事をしているのかも分からないものです。紹介記事を通して社員同士のコミュニケーション促進につなげましょう。

<コンテンツの例>

1.社員・拠点・部署・グループ会社・部署長紹介

2.新入社員紹介

3.ハイパフォーマー社員の紹介や仕事術の解説

4.月間(年間)MVPの報告とコメント・インタビュー

5.商品開発チームへのインタビュー

6.新規プロジェクトメンバー紹介

7.座談会・対談(同期、新任部署長、育休・産休取得経験者、中途採用者など)

8.ベテラン社員・役員のキャリア紹介

9.新規創設部署・新拠点への取材

10.注目社員への密着取材

自社の業績や経営に関する内容

社内報の発行目的の一つに、企業理念やビジョンの共有があります。新入社員への周知はもちろんのこと、中堅社員やベテラン社員に対しても、改めて、企業が目指す方向性や社会・顧客に提供する価値について共有しましょう。

理念やビジョンが共有できれば、行動や考え方も統一できます。その結果、企業としての総合力の強化にもつながるでしょう。

<コンテンツの例>

11.社長・役員のインタビュー

12.トップメッセージ

13.年頭所感

14.中期経営計画の要点記事

15.今年度の業績報告と次年度の計画

16.社会貢献活動・CSR・SDGsに関する情報

17.福利厚生制度の紹介

18.人事異動のお知らせ

19.市場動向や業界の最新トレンド

20.新拠点開設のお知らせ

21.新商品発表会

社内アンケート

社員にアンケートを実施して結果をまとめる記事も人気コンテンツの一つです。仕事に関することからライトな話題まで、さまざまな設問を用意しましょう。社員が抱えている不満や疑問点を可視化することで、改善策につなげることもできます。

また社内で流行っているトレンドやおすすめの本や映画など、箸休め的なコンテンツを作る時にも効果的です。

<コンテンツの例>

22.会社の良いところ・悪いところ

23.社員への意識調査(社内ルール・働き方改革・社内イベントへの意見や感想など)

24.会社に主催して欲しい研修・セミナー・イベント

25.取り入れて欲しい社内制度・手当

26.所属社員のデータ一覧(性別・年齢層など)

27.おすすめの〇〇ランキング

28.社内報の人気記事・不人気記事

29.社内報で取り上げて欲しいテーマ・人

季節や時期に沿った話題

社内報は、発行される時季に合ったコンテンツも掲載されます。ネタ探しの際には、社内の年中行事やイベントなどを参考にすると効率的な企画出しができます。

入社式や内定式などは新入社員紹介などとセットで掲載し、新商品発表会の取材記事は開発者のインタビュー記事も一緒に載せると内容に深みが出るでしょう。

また、クリスマスや長期休暇など、季節のイベントに合わせた読みやすいコラムやアンケート記事などもおすすめです。

<コンテンツの例>

  • 社内のイベント

30.入社式

31.内定式

32.新商品発表会

33.新年会

34.賀詞交換会

35.忘年会

36.歓送迎会

37.社内スポーツ大会

38.創立記念日

39.決算発表・株主総会

  • 一般的なイベントや行事など

40.新生活に役立つグッズ

41.花粉症対策・感染症対策

42.5月病への対策や社内の相談窓口の案内

43.ゴールデンウィークのおすすめ旅行先

44.母の日・父の日のおすすめプレゼントランキング

45.夏休みに使える福利厚生施設・割引サービス

46.スポーツの秋におすすめの社内部活動紹介

47.読書の秋におすすめの書籍ランキング

48.味覚の秋におすすめのスイーツ

49.年末年始のおすすめの過ごし方

時事ネタ・トレンド情報

時事ネタやトレンドは、アイデアが出しやすく、制作者にとって作りやすいコンテンツの一つです。特に昨今はコロナ対策やテレワーク導入など、多くの働き手の日常生活や働き方を変えるような出来事も起きています。

自社の社員として知っておきたい情報やビジネスパーソンとして知っておくべき教養・知識などについても発信すると良いでしょう。

<コンテンツの例>

50.新型コロナがビジネスに与える影響とは

51.テレワーク環境下で生産性を向上させる方法

52.テレワークにおける勤怠管理の社内ルール

53.リモートワークで役立つグッズ

54.テレワーク環境下での健康管理方法

55.今年のビジネストレンド10選

56.リモートワークで取り入れたいビジネスカジュアルとは

57.社会現象になっている話題の映画(ドラマ、小説など)

エンタメ情報

エンタメ系の情報など、読み物として面白いネタも掲載することで、息抜きとして社内報を読んでもらえるようになるでしょう。

<コンテンツの例>

58.著名人や有名人のインタビュー・コラム

59.ビジネスマナー紹介

60.部活・サークル紹介・募集

61.イベント告知・報告

62.お悩み相談コーナー

63.ノウハウ系(パワポデザイン、役立つショートカット一覧、仕事で使えるフリーソフトなど)

64.仕事のお役立ちアイテム(ガジェット系、文具系、健康系など)

65.おすすめのビジネス書・ビジネス系YouTubeチャンネル

読まれる社内報の特徴3つ

多彩なコンテンツを用意しても、社員に読まれなければ意味がありません。社内報の制作者にとっては、何よりも「読まれる」ことが大事です。制作時には、次の3つを特に意識しましょう。

  • ニーズ喚起ができている
  • レイアウトが見やすくて読みやすい
  • ビジネスネタとエンタメネタのバランスが良い

ニーズ喚起ができている

まずは、読者のニーズを意識した企画を考えましょう。コンテンツを作る時にはニーズやターゲットを明確に設定することが大切です。

例えば、新入社員に企業の理念やビジョンを伝えたい時には、難しい専門用語を避け、かみ砕いた内容で伝える必要があるでしょう。

誰にとって有益な情報なのか、ターゲットはどのような情報を知りたがっているのかについてしっかりと検討した上で記事制作に着手しましょう。

レイアウトが見やすくて読みやすい

誌面のレイアウトやデザインにも力を入れ、見やすく読みやすい社内報を作りましょう。文字情報だけの社内報では、読者は読む気が起こらないでしょう。

情報がすっきりとまとめられていて、見た目にも分かりやすくレイアウトされていると読まれやすくなります。そのためには、文字と画像・イラスト・図表のバランスを意識することが大事です。

特に紙媒体の場合には、制作に際して、専門的なスキルや経験が必要になります。外部の知見や社内の専門職(デザイナー)などの意見も取り入れながら、レイアウト・デザインにもこだわりましょう。

ビジネスネタとエンタメネタのバランスが良い

掲載するネタは、ビジネスネタとエンタメネタのバランスも考えましょう。ビジネスコンテンツのみだと、読者は社内報を手に取ってくれないかもしれません。かといってエンタメ系のみだと、情報共有やコミュニケーション促進といった、社内報としての役割を果たせません。

社内報は、隙間時間や休憩時間など、息抜きに読むケースも多いでしょう。そうした時に、面白ネタなどエンタメ系の記事で読者を引きつけ、その流れで別のページにも目を転じてもらえるような構成にできるように工夫しましょう。

まとめ

今回は、社内報のネタ探しに困っている担当者に向けて、ネタ探しの方法や具体的な企画案を紹介しました。また、そもそも社内報が読まれないことには制作した意味がないため、「読まれる社内報」を作る際に意識すべき3点についても解説しました。

社内報の制作担当者は、ネタが思いつかなかったり、やり尽くしてネタ切れになることへの不安が募るものです。そうした不安を解消するためには、常にアンテナを張って、ネタの収集に励むことが重要になります。

本記事で紹介したネタ探しのコツや具体例も参考にしながら、面白い社内報を作り、会社全体を盛り上げていきましょう。

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