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エンジニアの方は普段の開発ドキュメントを執筆したりする際にMarkdown記法を活用して、文書を作成することが多いと思います。
一方で、非エンジニアの方に馴染みがある文章作成エディタというと、Microsoft Wordのようにボタンで簡単に文章を装飾できるものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
また最近では、社内情報共有ツールや社内WikiツールなどのIT製品の比較を行う際にMarkdown記法が活用できるかという比較項目が存在することも増えてきています。
社内にIT製品を導入する担当者の方はITリテラシーが高いので、当たり前のように「このツールはMarkdown記法を使っているから書きやすいね」と言うかもしれません。
たしかにMarkdown記法を使いこなせれば、普段の日報や議事録の執筆体験をより良いものにしてくれていると思います。
しかしながら、やはりMarkdown記法を使って文章を作成するメリットや書き方がさっぱりわからないという声もよく耳にします。
この記事では、Markdown記法を知らない方向けに以下のことを詳しく解説していきます。
- Markdown記法とはどのようなものか
- Markdown記法を使うメリット
- Markdown記法の注意点
- Markdownの書き方
目次
「Markdown(マークダウン)記法」の基礎
まずは、Markdown記法とはどのようなものなのでしょうか?
「Markdown記法」とは?
Markdown(マークダウン)とは、文章の書き方の種類の1つです。
普段、WordやGoogleドキュメントで「箇条書き」「段落」「インデント」などの文章構造を組み合わせて資料やレポートを作ると思います。
Markdown記法は、これらの「構造」を便利に使えるようにするためにありますす。
Markdown記法は、HTML文書に変換し易いように作られました。
「HTML」と聞くと複雑なコードを使わなければいけないイメージですが、Markdownはシンプルな構造で読みやすいため、初心者でも簡単に書くことができます。
「Markdown記法」の特徴
Markdownにはいくつかの特徴があります。
- 文章構造が簡単に明示できる
- シンプルな設計
- 快適に読み書きができる
- 装飾のためのタグを必要としない
- 使えるプラットフォームを選ばない
THMLよりも簡単に使えることで、利用する人が増えている記法です。
Markdown(マークダウン)を使うメリット
Markdown記法には、どんなメリットがあるのでしょうか。
HTMLをより簡単に使える
Markdownの1番のメリットは、HTMLをはじめとする「マークアップ言語」をより簡単に使えることです。
マークアップ言語は、文字を「タグ」というコードで囲むことで文章を強調したり装飾したりできる言語のことです。
Markdownは、マークアップよりシンプルなため、初心者でも使いやすいという利点があります。
そのままでも読める
HTMLは、テキストよりもコードの部分が多いこともあり、そのままで読むのは難しいかもしれません。
Markdown記法は空行や「#」「*」を加えるだけで、長いコードでテキストをはさむ必要がないため、Markdown記法 のままでも文章が読めてしまうのです。
コピペができる
他のサイトや形式の文章をコピーして貼り付けた時、文字のフォントや大きさが変わってしまうことがあります。
一方で、Markdown記法を使っていれば、コピペしてもそのまま反映されます。
そのため、使っている形式に合わせて直す手間を省くことができます。
オフライン環境でも使える
書き方を覚えてしまえば、インターネット環境にないところでも文章を書くことができます。
記法を覚えておく必要はありますが、複雑なコードをたくさん暗記するHTMLよりもシンプルなため、すぐに慣れます。
Markdown(マークダウン)を使う時の注意点
非常に便利なMarkdown記法ですが、使う際には2つの注意点があります。
書き方のスタイルが違うことがある
Markdown記法は、機能が拡張されていることがあります。
サービスによって書き方のスタイルも微妙に変わってくるので注意が必要です。
HTMLに例えるなら、利用するブラウザによってデザインが変わってしまう可能性があるということです。
表示形式が変わることがある
対応しているアプリであれば快適に読むことができることがMarkdown記法のメリットなのですが、表示形式が変わることがあります。
身近な例が、PDFです。
上手に相性腐れているようでも、PDFに変換した時に表示が変わることがあります。
Markdown(マークダウン)の書き方
ここからは、Markdown記法の使い方をご紹介します。
段落
空行を1行作ります
改行
行末に半角スペースを2つ作ります。
見出し
「#」の数によってh1、h2、#3‥となります。
「######」で、h6を作ることが出来ます。
リスト
ハイフンかアスタリスクを行の頭につけます。
強調
強調したい文章の前後にアスタリスクをつけます。
引用
>と半角スペースを引用したいテキストの前に入れます。
リンク
「[リンク文字列](URL)」でリンクに変換出来ます。
画像
「」を入力します。
簡単なMarkdown記法をご紹介しました。
他にも、水平線を作ったりソースコードを入れたりと、シンプルかつ豊富なバリエーションでテキストを装飾できます。
Markdown記法を使ってみよう
- Markdown記法は、タグがいらないHTML
- シンプルかつ綺麗な装飾ができる
- PDFにすると形が崩れることがあるので注意
Markdown記法は、文章を描きながら片手間で装飾することができます。
そのため、会議の議事録を取りながら、メモを取りながら書くことも可能です。
上手に活用することで、読みやすい議事録を会議をしながら作れるのです。
ぜひ、Markdown記法を身近なところで使ってみてください。