
「新しい知識を整理するのが苦手。」、「膨大な情報がごちゃごちゃしていて解決策が思いつかない。」
そんな方におすすめしたい解決法が「マインドマップ」です。
この記事では
- マインドマップの目的や特徴
- マインドマップの書き方
- マインドマップで得られる効果
をご紹介します。
目次
マインドマップとは?
マインドマップは、 人間の脳の思考を図にした表現方法です。
人間の脳の構造を「出来る限りそのまま再現したもの」ですので、発想力や記憶力を高められるとも言われています。
まずは、マインドマップの特徴と作成する目的を解説します。
マインドマップの特徴
マインドマップの最大の特徴は、 瞬時にビジュアルに訴えかけるような構造です。
テーマとなる大きなキーワードを中央に配置し、そのテーマから連想されるキーワード・アイデアを枝のように分岐させながら広げていきます。
完成すると大きな木のようになることから「メモリーツリー」「アイデアツリー」と呼ばれることもあります。
マインドマップを作る目的
マインドマップを作成する目的は、アイデアを発散・整理することです。
またマインドマップを作成する過程で記憶力や発想力、理解力を高めるとも言われています。
これはマインドマップを作成する際、関連付けられたキーワードを連想・想像しながら自分の思考を増やしていくためだと言われています。
マインドマップは人間の頭の中にある複雑なアイデアを整理するような使い方とアイデアを発散するような使い方の2つの使い方が存在しているとも言えます。
マインドマップの効果的な書き方
ここでは紙を使用した場合のマインドマップの効果的な書き方をご紹介します。
用紙の中央から始める
まず、大きなテーマとなるキーワードを用紙の中央に置きましょう。
これは連想するキーワードや情報をキーワードの周りに書き込めるようにするためです。
あとから別のキーワードが頭に浮かんだ際に書き込めるように、少し余白を作りながらマインドマップを展開していきましょう。
発散するためにマインドマップを作成する場合は、アイデアをまとめることを考える必要はありません。あくまでマインドマップは頭の中ででたアイデアやキーワードを発散して、思い浮かんだらどんどんアイデアを書き足していきましょう。
抽象から具体に向かって枝を広げる
中心から外側に向かって、抽象的なキーワードから具体的なキーワードになるように、マインドマップを広げていきます。
歴史>日本史>戦国時代>織田信長>天下統一
上記のように「歴史」という広く抽象的な言葉から、「天下統一」という具体的なワードへと少しずつ範囲を狭めていきます。
具体へ向かってキーワードを増やしていくことで、 マインドマップはスムーズに展開できるのです。
アイデアをどんどん追加する
頭に思い浮かんだアイデアは漏らすことなくどんどん書きましょう。
先ほども説明したように、マインドマップは頭の中ででたアイデアやキーワードを発散するためにあります。
マインドマップを見て振り返り、あとから考えをまとめて整理すれば良いのです。
マインドマップで発散した後にマインドマップを使いながら整理するという方法もありますが、情報に抜け漏れをなくすためにはロジックツリーを活用することが多いです。
マインドマップで得られる3つの効果
では、マインドマップを効果的に活用することでどのような効果が得られるのでしょうか。
1. 思考・アイデアが広がる
マインドマップを作ることで、思考やアイデアが広がる効果が期待できます。
枝が分岐するように単語を展開していくのですが、この作業が「連想」を生むからです。
ある単語から関連する別の単語を連想することで、頭は常に「何かを考えている」状態になります。
連想することで思考能力が高まるので、日常的にアイデアが浮かんできやすくなるのです。
2. 全体を俯瞰することで問題解決につながる
仕事をしていて何か問題にぶつかった際、その解決策を模索するのは当然です。
考え込んでいるだけでは解決せず新たな問題が生じて頭を悩ませるという
ような悪循環に入ってしまうと、いいアイデアはなかなか出てきません。
そんな時に役に立つのがマインドマップです。
出てきた問題を単語ベースで次々と展開していきます。 マインドマップを完成させてマインドマップ全体を俯瞰して見たとき、解決策が一気に思い浮かぶことがあります。
この全体を俯瞰する作業がとても大事なのです。
問題や課題は他の多くの要素と繋がっています。
そのため、全体を見直すことができるマインドマップを作ることで、一見関係ないように思える要素が繋がり、問題解決に近づきます。
3. 短時間で記憶力がアップする
メモを取ったりノートを取ったりすれば、それだけ時間がかかります。
試験前に暗記したいなら、さらに時間を割かなければいけませんよね。
一方、マインドマップは単語と単語をひたすらつないでいくため時間がかかりません。
単語と単語を繋いでいく際に、どのような関係があるかを意識してつなげることで効果は上がります。
単純な書き写し作業ではないため、マインドマップを作りながら勉強するのも1つの手段です。
復習するときに「この2つってどうやって繋がったんだっけ?」、「勢いで考えたけど、これは別のキーワードとも関連があるなぁ。」と疑問に感じたり、思い出そうとするとき人間の記憶力は向上すると言われています。
マインドマップは、あなたの日常を豊かにする
- マインドマップの目的や特徴
- マインドマップの書き方
- マインドマップで得られる効果
をご紹介しました。
マインドマップを作成することで、問題解決に近づき、論理的な思考法も身に付きます。
何のためにマインドマップを作っているのか、目的をしっかりと意識しながら作ることで、今日からの物事の捉え方が変わるかもしれません。