目次
会社概要
- 今回ご協力いただいた企業:株式会社VASILY
- 利用人数:40〜50人 (2015年9月現在)
- ご利用開始年月日:2014年10月
さまざまなECサイトのファッションアイテムを、ユーザーが自由に組み合わせてコーディネートを作成できるスマートフォンアプリiQONを作る、VASILY。ユーザーの問題を技術で解決することがミッションだと考えるVASILYが行っている「成果をよりあげるための情報共有」への取り組みについてお話しを伺いました。

導入前の課題
成果を出すための情報共有
ーQiita Teamをいれたとき、どんなことをしたくて導入されましたか? 今村さん: 情報をタイムリーに共有することで、より成果が出やすい環境を作りたいと考えていました。他のツールを使っていた時は、欲しい情報があって何度も「書いてくれ!」と言ってもなかなか書かれることがなく、情報がスムーズに共有されない状態でした。 「あの情報どこにあるの、誰が知っているの、そもそもみんな何やっているの?」という状態では業務効率が悪く、無駄なく欲しい情報をタイムリーに共有することこそが成果を出せる環境だと思い、Qiita Teamを使うことにしました。
困っているところをみんなで助けたい
今村さん: 代表のアイデアで「今、どんなことに困っているか」ということを気軽に書けるように、どんな小さいことでもいいのでみんなで書けるようにしました。 困っていることを気軽に共有することで、お互いがお互いを助ける文化を作りたい。困っていることをわかってないと、一緒に働く仲間を助けられないし、助けられないと結果的に成果がでないんですよね。
導入の効果
助け合う文化が生まれてきた

今村さん:Daily Reportと呼んでいる弊社テンプレートでの日報(以下、DR)を全員が書くようにして、その中で「困っていること」を毎日共有するようにしました。 VASILY CTO 今村さん 僕も、寝る前に社員のDRを読んで、「困っていること」の中で助けることが出来ることに、コメントをつけています。DRを読むには結構時間がかかるのですが、本当にみんなからのメッセージが詰まっていて、困っていることの中から「成長や成果」を知ることが出来るので、毎日欠かさず読んでいます。 気軽に書ける環境での日々のやり取りを通して、助け合う文化が育ってきましたね。

成果につながる
今村さん:Qiita Teamを導入したときに、「成果を出すために使う」というメッセージを社員にきちんと伝えました。 僕も代表も、Qiita Teamに「こんなことまで公開するの?」というほど、何でも書いて想いを伝えています。熱い想いを書くと「いいね」がついたり、 施策に対してはコメントでフィードバックや提案がみんなからあり、コミュニケーションの質が上がってきているのを感じています。 DRのテンプレートでは、「iQONというサービスに今日一日、自分がどう貢献したか」「VASILYという会社の進化の為にどう貢献したか」という視点で、経営陣を含め全員が書くようになっています。 サービスへの貢献という視点で見ることで、DRを書く際に「ファッションにおけるユーザーの問題をテクノロジーで解決していく」というVASILYの思いに立ち返る時間ができます。これを毎日行うことで、ユーザーに与える価値にフォーカスしていくことができるようになったのは大きな導入の成果だと思います。

今後の課題
ー今後の課題はなにかありますか? 今村さん:Qiita Teamの使い方での課題はないのですが、一緒に働けるハングリーなエンジニアを探しています。 チームやプロジェクトの成功のために技術でやっていくんだ、こんなことが出来たらもっとチームやプロジェクトがよくなって、ユーザーに与える価値が増えるんだ、そんなハングリーさを持ったエンジニアじゃないと毎日DRにサービスへの貢献を書くのって辛いと思うんですよね。 ーなるほど、ではエンジニアここで募集しておきましょう! 今村さん:ユーザーに届ける価値にフォーカスして技術で課題を解決していくハングリーさをもったエンジニアを探しています。ただ淡々と作るのでなく、「こうしたらより良くなる!」「技術で新しい価値をつくっていきたい!」というハングリーさを持って、毎日DRを書いていけるエンジニアさん、一緒に働きましょう。


(取材協力:北村聡一)