境界を超えたチームには、
思いを流さず伝える場所が必要
Fringe81株式会社 インタビュー 前編

広告を中心とした事業を展開されているFringe81さんにインタビューしてきました。
エンジニア、事業系問わず全社でQiita:Teamをご利用いただいている点を取材しに伺いましたが、その背景にあるFringe81チームの高い一体感は、とても興味を引くものでした。

そこで今回は、Fringe81さんにおける
Qiita:Teamのご利用状況をご紹介する前編と、Fringe81チームの一体感がどう作られているかにフォーカスした後編とに分け、如何にして「境界を超えた」チームづくりに成功しているかをお伝えしていきたいと思います。

インタビューさせていただいた皆様

  • Marketing Solution事業部 ディビジョンマネージャ 佐藤さん
  • Media Growth事業部 Community Manager 寺本さん
  • 技術開発本部 マネージャー 夏井さん

社長もポエマー、文章で思いや考えを伝えていく場所

ー 早速ですが、Qiita:Teamにはどんな投稿をされていますか?

佐藤さん: うちのチームでは大きく3つあって、議事録と、週次・月次の事業進捗、それから「ポエム」ですね。
Qiita:Team導入以前からそういう文化はあって、そもそも
弦さん(社長・田中弦氏の社内での呼ばれ方)がポエマーなんで(笑)

例えば弦さんが「なぜFringe81はこういう文化であり続けようとするのか」という話をQiita:Teamに書いたら、それ見て新卒がコメントしたり、自分の思ったとらえかたをポエムにしたりとか、そういう事が起きています。

mr.sato
佐藤さん

夏井さん: 他の取締役も、こういうふうに思って事業進めてる、という内容をリアルタイムで出してくれて、みんなコメントで反応しています。

寺本さん: 私が担当しているのは「シンクル」という新規事業を担当するチームなんですが、「シンクル」は社内でも初めてのメディア事業で関わるメンバーもまだ少ないので、とにかくなんでもQiita:Teamに情報を出していく、ということを意識しています。
例えばKPIなど数値系の報告から、v1.0ではこういう機能が入ってここをすごく使いやすくしたんですといった社内向けのリリースノートとか。ポエム的なところだと「私がシンクルをどう思っているか」なども書いています。

Qiita:Teamに書くことはいい意味で体力・思考力を使うなと感じています。文章で社内に何かを伝えられる場所としてできたものなので、例えば自分の中でモヤモヤ考えていることをちゃんと言語化して伝えるような投稿に価値がある なと。「シンクル」って、社内でまだ5人しか関わってないんですよ。なのでいきなり議事録とかあげても誰もわからない。だから「こういう背景があるから、課題を解決するためにこういう施策を打ちます」というところから発信していくんですが、その過程でちゃんと自分の中でも整理整頓ができる。それがすごくうれしいです

ms.teramoto
寺本さん

ー新規事業というところで、社内向けの情報発信のために使っているんですね。社内からの反応はどうですか?

寺本さん: コメントやいいねがついて嬉しいですね。例えば「シンクル」について他のチームのメンバーから質問が出るなど、結構チーム外からの反応があるんですよね。
Qiita:Teamはタイムラインがひとつなので、
誰が何やってるかをすごく深いレベルまで知ることができていいなと思っています。例えばエンジニアの◯◯さんが配信制御の開発してますとか、Qiita:Team以前はわからなかったなと。実際中に書いてある開発のことまでは理解できない場合もありますが、何をやっているか知れるだけでも大きいですね。週次の報告会には全員参加するんですが、各自の報告内容もQiita:Teamがあるおかげで一歩深いレベルで知れているなと思います。

変化が必要な意味を話さなければ、変わる動機は生まれない

ーFringe81さんのQiita:Teamには現在2,500近い投稿がされていて、90名のメンバー全員が投稿した経験があるという状態になっており、かなり定着していると言えそうです。導入時はどういったことをされましたか?

佐藤さん: 導入する意思決定をしたのは松島取締役で、その後の現場向けのフォローなどは、僕やこういったツールに慣れているメンバーが中心になって行いました。
ただやはり、
そもそも人間は変化を嫌うので、変化に慣れているFringe81でもきちんと「なぜ変化しなきゃいけないのか」という意味を話さないと、そもそも変わる動機が無い
なので具体的に「
なぜ導入するのか、どういう機能があるのか、どういうときに使うのか」というところをスライドでまとめ、勉強会を開きました。途中でジョインしてきたメンバーがいたらその都度開催して。

mr.sato/

ー最初の反応はどうでしたか?佐藤さん: まぁ、(以前使っていた)Yammerがいいと(笑)
ただそこはもうこっち(Qiita:Team)を使うんだ、ってやっていくしかないところなので、上が率先して使っていくし、説明していくということを意識していました。夏井さん: 書け書けいわれるだけでは、いやまずおまえが書けよとなってしまいますよね。なのでこれを導入するぞっていってる張本人たちがむちゃくちゃ書きまくっていることは大きかったですね。経営陣が書き始めて、そうすると自然と次に僕らみたいなマネージャーも書き始めて、そのうちみんなも「みんな書いてるから書くか」と。上から下へと伝染させていく感じでした。佐藤さん: 導入がうまく行ったポイントは2つあって、ひとつは今紹介したように、旗振り役の腹が決まってること。
もう一つは、
現場が、率先して使ったほうが良さそうだと感じさせる様に場を設計することです。Qiita:Teamに投稿したほうが賞賛されるという状態ですね。Qiita:Teamに書くと「あ、いいこと書いてるね」と、弦さんも含めて見てもらえると。そのことで行動も変わってきます。
そうやってどんどんQiita:Team上に既成事実を作っていくんですね。Qiita:Team使ってないとダメだよ、という。

Qiita:Teamなら流さずにフィードバックできる

― 導入前はYammerをお使いだったそうですが、以前比べて変わったなと感じるところはありますか?

夏井さん: そうですね、全然しゃべらないんだけど実はめっちゃ熱い思いを持ってる人が結構Qiita:Teamで見えてきていて、アウトプットするのに文字だといけるけど人前に立って話すのは難しい、という人はやりやすくなったんじゃないかと思います。

たぶんYammerとかSlackだと流れちゃうんですね、熱い感じがすーっといなくなる(笑) そうすると書いた方も「あれ、意外とみんな反応してくれなかったな…」ってなってしまう。アウトプットするのも結構勇気がいるので、それだと定着しないと思うんですね。Qiita:Team使うとコメント返したりThankしたり、トップページの右カラムに出る「最近いいね!された記事」で「あ、そういう投稿があるんだ」って気付いたりして、自然とみんなのフィードバックが集まってくる感覚が僕にはありますね。

mr.natsui
夏井さん

相手に分かるように、言葉を選んで伝える

― 流れていってしまわないので、そのあいだにちゃんとフィードバックがつくタイミングがあると。

夏井さん: YammerとかSlackはある程度雑に書けてしまうんですが、Qiita:Teamだとそういう風に残していくもの、全員が見るものだという意識があるので、言葉とか選んで書きますよね。例えば技術屋にしかわからない書き方とかせずに、ちゃんとみんながわかるように書こうねという。

― ちゃんと情報を受け取る側のことを想定して書いているんですね

夏井さん: そうですね、事業側と技術側の壁というか、「技術屋何言ってるかわかんないよ」「技術屋もっと事業のこと勉強しろよ」とか、会社もこれから大きくなっていくなかでそういう嫌な感覚はチームの中で起こしたくないということは考えていますね。

(後編につづく)


技術と事業、職種を超えてのコミュニケーションに悩むチームは多いのではないでしょうか。
後編では、Fringe81さんが如何にしてその境界を超え、チームとしての一体感を全社で作り上げているのか掘り下げていきたいと思います。

導入事例

情報発信する文化の根付かせ方がすごい!
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