社内wikiを無料で自作する方法と注意点

この記事で解決できるお悩み

  • 社内wikiを自作するかクラウドサービスを活用するか迷っている!
  • 無料で社内Wikiを自作する方法を教えて!
  • 社内wikiを自作するメリットとデメリットを知りたい!

「社内wikiが欲しい!でも有料のクラウドwikiサービスを導入するとお金がかかるから、社内wikiを自作したい」という声をよく耳にします。

この記事を読めば、社内wikiを自作するべきかどうか、また社内wikiを自作する場合どのような方法があるのかが学べます。

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    社内wikiとは?

    wikiと聞いて思い浮かぶのはWikipediaのような知識データベースですよね。

    社内wikiは言わば社内専用のクローズドなWikipediaです。

    企業の業務内容は多岐に渡ります。

    そして業務が続けば続くほど仕事は属人化しやすくなります。

    少ない人数のチームでは仕事がある程度、属人化してしまうのは仕方がないかもしれません。

    ですが、これから採用や教育に力を入れていこうという時には社内Wikiをはじめとするストック型の情報共有ツールの利用が欠かせなくなってきます。

    自作社内wiki VS クラウド社内wiki

    結論からいうと、初導入はクラウド社内wikiサービスを使うべきです。

    社内wikiを導入した時に陥りがちなのが、導入したものの誰もwikiを書いてくれない、見てくれないという落とし穴です。

    実はいざ社内wikiを導入しても、wikiに何をどのようにして書けばいいのかわからないという人も多く、wiki自体が使われないといったことはよくあります。

    せっかく社内のエンジニアやサーバーのリソースを使って、社内wikiを自作したのに誰にも使われないという状況は残念ですよね。

    筆者も以前務めていた企業で、どうしてもコストをかけずに社内wikiが欲しいと言われ、社内wikiを自作した経験があります。
    結果は社内公開してから1ヶ月後には全く更新がないという状況でした。

    そうならないためにも、まずはクラウドの社内wikiで部署ごとやチーム単位でトライアル導入するのがおすすめです!

    クラウドの社内wikiをトライアルで使ってみて、効果を実感できてから社内wikiを自作すると、筆者のように1ヶ月後には誰も使わなくなるwikiを自作せずに済むでしょう。

    wikiを自作する方法

    ここからはwikiを自作するための具体的なステップと注意点について説明していきます。

    1. サーバーを契約する

    社内wikiを自作するためには、まずサーバーを準備する必要があります。

    自社でサーバー・システムを所有している企業もありますが、たいていの場合レンタルサーバーを契約します。レンタルサーバーには「共有サーバー」、「専用サーバー」、「VPS(仮想専用サーバー)」の3つの種類があり、値段も定額と扱いやすいのが特徴です。

    レンタルサーバーに加えてクラウドサーバーという選択肢もあります。

    クラウドサーバーは従量課金制で使った分だけ料金が請求されます。そのため導入費用が安く済むというメリットがあります。

    それぞれメリット・デメリットがあるので比較して検討して見ることをおすすめします。

    2. Webサーバーを準備する

    サーバーを設置したら、次にWebサーバーを準備します。

    Webサーバーを簡単に説明すると、パソコンやスマホなどのデバイス端末からの信号をキャッチしてWebサイトを表示する役割を持ったソフトウェアです。

    有名なWebサーバーにはApache(アパッチ)やNginx(エンジンエックス)などがあります。レンタルサーバーの中にはApacheやNginxなどのWebサーバーが構築済みのサービスもあります。

    逆にクラウドサーバーでは、どのWebサーバーを使用するのか選択できます。

    構築する作業が面倒な場合は、レンタルサーバーを選んだ方がメンテナンスコストも下がるのでラクでしょう。

    3. wikiエンジンを選ぶ

    次にwikiエンジンを導入します。wikiをインストールすれば、Wikipediaのようなサイトを簡単に構築できます。また企業ごとに必要な機能も変わってきます。

    wikiエンジンは無料で公開されているOSS(オープンソースソフトウェア)が充実しています。

    DokuwikiPukiwikiのようにデータベースがなくても使えるフリーソフトウェアもあるので、初心者でも構築が簡単にできます。

    また冒頭で紹介したWikipediaでも使われているMeidaWikiも無料で使えるフリーウェアです。ただし、PHPとMySQLが必要になります。

    そのほかでは全世界で最も使われていると言われているCMS(コンテンツマネジメントシステム)のWordPressでも社内wikiを自作することが可能です。

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    まとめ

    せっかくwikiを自作しても、社内の人がwikiの使い方を理解していなければ、wikiを書くことはもちろん見ることもありません。

    はじめて社内wikiを導入するなら、まずはクラウド社内wikiの活用を検討することをおすすめします!