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情報共有はQiita Teamで。Sansanのメンバーが6年に渡って利用している理由とは?

部署内の人数が多くなってくると、メンバー同士の情報共有がスムーズにいかなくなってくることも多いですが、6年に渡ってQiita Teamを利用し、上手にナレッジ共有をしているSansan株式会社にお話を伺いました。

今年(2019年)マザーズ上場を果たし、今最も注目されている企業の情報共有方法とは?

今回は約80名の主にエンジニアのメンバーで構成される“DSOC”のみなさまにお話を伺いました。

サマリー

ポイントをまとめると

・義務やルールを決めず自由に投稿

・情報共有、技術共有の場として活用

目次

•Sansan唯一の研究組織を保有する部署“DSOC”とは

•Qiita Teamを導入した理由は?

 ・導入前までは、ナレッジが分散していた

 ・Qiita Teamを選んだポイント

•Qiita Teamの活用方法

 ・主に情報共有、技術共有として

Sansan株式会社について

Sansan株式会社は、個人向け、法人向けにクラウド名刺管理サービスを企画、販売、開発している会社です。

今回ご協力いただいた企業:Sansan株式会社

ご利用されているプラン:Extraプラン

利用人数:約75人(エンジニア72人、デザイナー3人)

会社概要:https://jp.corp-sansan.com/

インタビューにご協力いただいたみなさま

木田 悠一郎(きだ ゆういちろう)Yuichiro Kida
Sansan株式会社 DSOC Development Group エンジニア
鷹箸 孝典(たかのはし こうすけ)Kosuke Takanoshashi
Sansan株式会社 DSOC R&D Group  R&Dアーキテクト・研究員
水谷 高朗(みずたに たかお)Takao Mizutani
Sansan株式会社 DSOC Inflastructure Group

SanSan唯一の研究組織を保有する部署“DSOC”とは

DSOCとはどのような部署なのでしょうか?

DSOC(Data Strategy & Operation Center)は、研究組織を保有しているSansan株式会社の唯一の部署であり、テクノロジーに向き合うと共に、『Sansan』という事業と『Eight』という事業を牽引し、新たな価値を提供するためにデータ活用に日々向き合っています。

設立当初は部署名が違うのですが、Sansanができた当初ぐらいからある歴史のある重要なミッションを持っている部署になります。

組織構成はどのような感じですか?

そうですね。現在はDSOCの中でもいくつかのチームに分かれていまして、研究開発チーム、Webアプリケーション開発チーム、インフラチーム、データ基盤チーム、サービス運用データマネジメントチームの構成となっています。

DSOCには特別なエンジニアの方が入社されているんですか?

はい、基本的にはDSOCにそのまま配属されますが、私の場合は『Eight』のエンジニアをやっていて、そこから異動してきましたレアなケースですね。

そういうケースもあるのですね。やりたい研究をやって、かつ会社に貢献している、というDSOCのミッションはとてもやりがいがとてもありそうですね。

そうですね。本人のやりたいことや、ビジョン・方向性がマッチしていないとなかなか入れない部署でエンジニアにとってはとても働きやすい環境だと思います。

2019年6月に東証マザーズに上場されて、社内の状況は変わりましたか?

いえ、特に社内では大きな変化は感じないですね。前々から、上場後も社内の雰囲気を変えずに、これまで通り仕事に取り組んでいけるように準備してきたからだと思います。

Qiita Teamを導入したのはどのようなきっかけですか?

導入前までは、ナレッジが分散していてどこに何があるかが分からなかったので、その課題を解決したかったのが一番のきっかけですね。

今までの課題にはどんなものがありましたか?

導入前までは、手順書やナレッジが至る所に分散しており、各個々人でナレッジを自分流で貯めており、それが会社として全く集約されてないという課題がありましたね。

そこで「なにか最適なツールを導入しないといけない」ということになり、他のサービスも多数比較検討した結果、『Qiita Team』を利用することになりました。

Qiita Teamを選んだポイント

多くの他サービスも検討された結果、『Qiita Team』を選んだポイントは何だったのでしょうか?

まずは部署の各メンバーが自発的に記事を書いてもらわないと話にならないので、誰でも気軽に書きやすいこと、記事がマークダウンで書きやすいこと、記事が読みやすいということの3点を重要視して選びました。

Qiita Teamの活用方法

主に情報共有、技術共有として

御社で最も活用されている用途はどのようなことになるでしょうか?

やはり、情報共有・技術共有の場として主に使っています。各チームにより使い方が若干異なりますが、例えばインフラストラクチャーグループでは、手順書、はまりポイント、技術的におもしろかったこと、などを書いていますね。

投稿に関して、義務やルールは決めていないのですか?

今現在は決めていないですね。導入直後は、「誰がどれぐらい書いたか」とか、「どれぐらいの”いいね”がきたか」などをマネージャーがチェックして、フィードバックをしていました。

ただ、導入当初は5~6人くらいしか使っていなかったですが、部署のメンバーが増えていく中で、なかなかこまめに見切れなくなってきてしまい、自然とそのようなアクションがなくなっていきましたね。それができなくなったからなのか、浸透したから、なのかは分からないですが、結果的にはこまめに管理せず、自由に使えることにより、各チーム・各個人が自発的に書くようになって、Qiita Teamが定着していったのでとても良かったですね。

基本はエンジニアの方が使われていると思うのですが、面白い使い方をしている人はいますか?

面白い使い方かは分からないですが、僕はベンダーさんと打ち合わせした内容を議事録として残しておく、みたいな使い方をすることはありますね。

他に社内で使用しているツールはありますか?

『Slack』ですね。会話するときは『Meets』を使ってまして、全社共通のツールとして使用しています。

御社内の他部署の人とやり取りをすることもあるかと思うのですが、他の部署はQiita Teamをまだ導入していないというところで、やりづらさなどはありましたか?

確かに最近、営業のメンバーやエンジニア以外の人とやり取りをすることが多かったのですが、正直少しもどかしくは感じましたね。個人的には全社で導入されるといいな、とは思いますが規模も大きくなってきて、なかなか難しい部分もあるのかもしれないです。

実際に3,500もの記事が投稿されていますが、書く頻度は人によりバラバラですか?全く書いていない人もいたりされるんですか?

そうですね、強制させて書かせていないので書いてない人もいるかもしれないですが、大半のメンバーは投稿していると思います。

書いている内容や使い方とかも、結構チームによって個性があるかもしれないですね。ちなみに僕らのDevelopment Groupでは、「必要そうな情報だと思ったら共有しよう」とルールを決めています。

中途入社の方向けの入社マニュアルとかはあったりしますか?

特にマニュアルのようなものはなく、とりあえずQiita Teamのアカウント開設をする、みたいな感じですね。入社したらやることリストの中にも勿論入っていますね。

ナレッジ共有で活用していると、社外に漏れたらまずいような技術情報も共有されていたりするのでしょうか?

いいえ、機密情報はQiita Team内にはおかないようにしており、社内フォルダにおくようにルール化していますね。その点は厳密にすみ分けがされていますね。

技術のトレンドや、障害の対応方法など、最近着手してきた実務面に即したような投稿がやはり多いのでしょうか?

はい、そうですね。特にInflastructure Groupでは障害の対応方法に関する記事は多いように感じますね。技術情報のトレンドというよりは必要な情報を共有するような感じですね。

エンジニアの方だと、社外で課外活動している人もいるとは思いますが、「今日勉強会を開催しました」とか「今日勉強会に行ってきました」みたいな記事を発信する人もいるのでしょうか?

はい、そうですね。勉強会に行って学んだことなど社外活動を記事にまとめている人は結構いますね。

最近特に “いいね” が多くついたような記事はありますか?

そうですね、DSOCのメンバーはあまり “いいね”  はつけないんですよね。。(笑)

ただ、決して盛り上がっていないというわけではなく、トレンドの共有をしてチーム内で盛り上がるというよりは、業務に関係あることの投稿を地道にこつこと書いているのが、うちの部署の使い方ですね。

Qiita Teamでこういう機能があればな……というものはありますか?

特にはないのですが、あえて言うと検索性が若干気になることもあるので全体を俯瞰して見れるようになれば、より使いやすいな、とは感じたこともありますね。

ご指摘ありがとうございます。弊社でもより良い検索性を追求することは課題として捉えておりますので、読みたい記事を簡単に発見できるような機能改善に取り組んでいきたいと思います。本日はありがとうございました。 

Qiita Teamは、かんたんに書けてかんたんに共有できる情報共有サービスです。
テキストコミュニケーションでチームを活性化させ、信頼し合える強いチームづくりをお手伝いします。 

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情報共有はQiita Teamで。Sansanのメンバーが6年に渡って利用している理由とは?

部署内の人数が多くなってくると、メンバー同士の情報共有がスムーズにいかなくなってくることも多いですが、6年に渡ってQiita Teamを利用し、上手にナレッジ共有をしているSansan株式会社にお話を伺いました。

今年(2019年)マザーズ上場を果たし、今最も注目されている企業の情報共有方法とは?

今回は約80名の主にエンジニアのメンバーで構成される“DSOC”のみなさまにお話を伺いました。

サマリー

ポイントをまとめると

・義務やルールを決めず自由に投稿

・情報共有、技術共有の場として活用

目次

•Sansan唯一の研究組織を保有する部署“DSOC”とは

•Qiita Teamを導入した理由は?

 ・導入前までは、ナレッジが分散していた

 ・Qiita Teamを選んだポイント

•Qiita Teamの活用方法

 ・主に情報共有、技術共有として

Sansan株式会社について

Sansan株式会社は、個人向け、法人向けにクラウド名刺管理サービスを企画、販売、開発している会社です。

今回ご協力いただいた企業:Sansan株式会社

ご利用されているプラン:Extraプラン

利用人数:約75人(エンジニア72人、デザイナー3人)

会社概要:https://jp.corp-sansan.com/

インタビューにご協力いただいたみなさま

木田 悠一郎(きだ ゆういちろう)Yuichiro Kida
Sansan株式会社 DSOC Development Group エンジニア
鷹箸 孝典(たかのはし こうすけ)Kosuke Takanoshashi
Sansan株式会社 DSOC R&D Group  R&Dアーキテクト・研究員
水谷 高朗(みずたに たかお)Takao Mizutani
Sansan株式会社 DSOC Inflastructure Group

SanSan唯一の研究組織を保有する部署“DSOC”とは

DSOCとはどのような部署なのでしょうか?

DSOC(Data Strategy & Operation Center)は、研究組織を保有しているSansan株式会社の唯一の部署であり、テクノロジーに向き合うと共に、『Sansan』という事業と『Eight』という事業を牽引し、新たな価値を提供するためにデータ活用に日々向き合っています。

設立当初は部署名が違うのですが、Sansanができた当初ぐらいからある歴史のある重要なミッションを持っている部署になります。

組織構成はどのような感じですか?

そうですね。現在はDSOCの中でもいくつかのチームに分かれていまして、研究開発チーム、Webアプリケーション開発チーム、インフラチーム、データ基盤チーム、サービス運用データマネジメントチームの構成となっています。

DSOCには特別なエンジニアの方が入社されているんですか?

はい、基本的にはDSOCにそのまま配属されますが、私の場合は『Eight』のエンジニアをやっていて、そこから異動してきましたレアなケースですね。

そういうケースもあるのですね。やりたい研究をやって、かつ会社に貢献している、というDSOCのミッションはとてもやりがいがとてもありそうですね。

そうですね。本人のやりたいことや、ビジョン・方向性がマッチしていないとなかなか入れない部署でエンジニアにとってはとても働きやすい環境だと思います。

2019年6月に東証マザーズに上場されて、社内の状況は変わりましたか?

いえ、特に社内では大きな変化は感じないですね。前々から、上場後も社内の雰囲気を変えずに、これまで通り仕事に取り組んでいけるように準備してきたからだと思います。

Qiita Teamを導入したのはどのようなきっかけですか?

導入前までは、ナレッジが分散していてどこに何があるかが分からなかったので、その課題を解決したかったのが一番のきっかけですね。

今までの課題にはどんなものがありましたか?

導入前までは、手順書やナレッジが至る所に分散しており、各個々人でナレッジを自分流で貯めており、それが会社として全く集約されてないという課題がありましたね。

そこで「なにか最適なツールを導入しないといけない」ということになり、他のサービスも多数比較検討した結果、『Qiita Team』を利用することになりました。

Qiita Teamを選んだポイント

多くの他サービスも検討された結果、『Qiita Team』を選んだポイントは何だったのでしょうか?

まずは部署の各メンバーが自発的に記事を書いてもらわないと話にならないので、誰でも気軽に書きやすいこと、記事がマークダウンで書きやすいこと、記事が読みやすいということの3点を重要視して選びました。

Qiita Teamの活用方法

主に情報共有、技術共有として

御社で最も活用されている用途はどのようなことになるでしょうか?

やはり、情報共有・技術共有の場として主に使っています。各チームにより使い方が若干異なりますが、例えばインフラストラクチャーグループでは、手順書、はまりポイント、技術的におもしろかったこと、などを書いていますね。

投稿に関して、義務やルールは決めていないのですか?

今現在は決めていないですね。導入直後は、「誰がどれぐらい書いたか」とか、「どれぐらいの”いいね”がきたか」などをマネージャーがチェックして、フィードバックをしていました。

ただ、導入当初は5~6人くらいしか使っていなかったですが、部署のメンバーが増えていく中で、なかなかこまめに見切れなくなってきてしまい、自然とそのようなアクションがなくなっていきましたね。それができなくなったからなのか、浸透したから、なのかは分からないですが、結果的にはこまめに管理せず、自由に使えることにより、各チーム・各個人が自発的に書くようになって、Qiita Teamが定着していったのでとても良かったですね。

基本はエンジニアの方が使われていると思うのですが、面白い使い方をしている人はいますか?

面白い使い方かは分からないですが、僕はベンダーさんと打ち合わせした内容を議事録として残しておく、みたいな使い方をすることはありますね。

他に社内で使用しているツールはありますか?

『Slack』ですね。会話するときは『Meets』を使ってまして、全社共通のツールとして使用しています。

御社内の他部署の人とやり取りをすることもあるかと思うのですが、他の部署はQiita Teamをまだ導入していないというところで、やりづらさなどはありましたか?

確かに最近、営業のメンバーやエンジニア以外の人とやり取りをすることが多かったのですが、正直少しもどかしくは感じましたね。個人的には全社で導入されるといいな、とは思いますが規模も大きくなってきて、なかなか難しい部分もあるのかもしれないです。

実際に3,500もの記事が投稿されていますが、書く頻度は人によりバラバラですか?全く書いていない人もいたりされるんですか?

そうですね、強制させて書かせていないので書いてない人もいるかもしれないですが、大半のメンバーは投稿していると思います。

書いている内容や使い方とかも、結構チームによって個性があるかもしれないですね。ちなみに僕らのDevelopment Groupでは、「必要そうな情報だと思ったら共有しよう」とルールを決めています。

中途入社の方向けの入社マニュアルとかはあったりしますか?

特にマニュアルのようなものはなく、とりあえずQiita Teamのアカウント開設をする、みたいな感じですね。入社したらやることリストの中にも勿論入っていますね。

ナレッジ共有で活用していると、社外に漏れたらまずいような技術情報も共有されていたりするのでしょうか?

いいえ、機密情報はQiita Team内にはおかないようにしており、社内フォルダにおくようにルール化していますね。その点は厳密にすみ分けがされていますね。

技術のトレンドや、障害の対応方法など、最近着手してきた実務面に即したような投稿がやはり多いのでしょうか?

はい、そうですね。特にInflastructure Groupでは障害の対応方法に関する記事は多いように感じますね。技術情報のトレンドというよりは必要な情報を共有するような感じですね。

エンジニアの方だと、社外で課外活動している人もいるとは思いますが、「今日勉強会を開催しました」とか「今日勉強会に行ってきました」みたいな記事を発信する人もいるのでしょうか?

はい、そうですね。勉強会に行って学んだことなど社外活動を記事にまとめている人は結構いますね。

最近特に “いいね” が多くついたような記事はありますか?

そうですね、DSOCのメンバーはあまり “いいね”  はつけないんですよね。。(笑)

ただ、決して盛り上がっていないというわけではなく、トレンドの共有をしてチーム内で盛り上がるというよりは、業務に関係あることの投稿を地道にこつこと書いているのが、うちの部署の使い方ですね。

Qiita Teamでこういう機能があればな……というものはありますか?

特にはないのですが、あえて言うと検索性が若干気になることもあるので全体を俯瞰して見れるようになれば、より使いやすいな、とは感じたこともありますね。

ご指摘ありがとうございます。弊社でもより良い検索性を追求することは課題として捉えておりますので、読みたい記事を簡単に発見できるような機能改善に取り組んでいきたいと思います。本日はありがとうございました。 

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