シンプルさがちょうどいい。日報・週報の管理に2年以上Qiita Teamを使い続けている理由とは?

高い技術力と提案力で、クライアントのビジネスを加速させるテクノロジーカンパニー、富士ソフト株式会社。独立系の強みを活かした幅広いソリューションを提供しています。

多くの自社プロダクトも開発しており、近年注目を集める働き方改革関連の製品、「moreNOTE(モアノート)」もそのひとつ。ペーパーレス会議ツールとしてシェアNo.1を誇り、官公庁や自治体、金融など、セキュリティ基準が厳しい業種・業界にも多数導入されています。

そんな富士ソフトさんですが、日報の蓄積・管理ツールとして2年以上Qiita Teamをお使いいただいています。なぜQiita Teamを導入し、どのように活用しているのか、その事例をご紹介します。

インタビューにご協力いただいたみなさま

神谷勇輝(かみや ゆうき)Yuki Kamiya
富士ソフト株式会社 技術管理統括部 技術開発部 生産性革新室 室長
和田一洋(わだ かずひろ)Kazuhiro Wada
富士ソフト株式会社 技術管理統括部 技術開発部 生産性革新室 エキスパート

日報と週報が散在。情報を蓄積する場所としてQiita Teamを選んだ

ーーQiita Team

Qiita Team導入のきっかけを教えてください。

ーー和田

最初のきっかけは、週報・日報をもっと簡単に管理できないかなと思ったことでした。当時は、週報はGoogleドキュメントを使ってみんなで編集、日報はメールでそれぞれ送るというやり方だったんです。でも、日報がメールで送られてくると検索もしづらいですし、テンプレートを決めていたものの、人によって崩れてきたりしてしまって。

そういう問題があって、「今さらメールはないよね」という感覚もあり、ツールの導入を検討しました。情報を蓄積・検索しやすく、テンプレート機能があるもの、そしてなにより弊社の厳しいセキュリティ要件をクリアできるという条件で探しましたね。

ーーQiita Team

ツール選定の際は、ほかのツールも比較検討されたのでしょうか?

ーー和田

もちろんです。ただ、当社のセキュリティが厳しくて接続できないものとか、逆に機能が多すぎて価格が見合わないものも多く、いくつかのツールに絞られました。その中で、当時からQiitaが有名で安心感もあったので、最初にQiita Teamのトライアルを開始。使いやすかったのでそのまま導入したという感じです。

とりあえず何よりも日報で使いたかったので、テンプレート機能がちゃんとあるのが重要でした。かつQiita TeamはUIがシンプルで使いやすい。自分たちのニーズにちょうどいいツールだったと思います。

各自の日報とチームの週報がまとまり、人事評価の振り返りもスムーズに

ーーQiita Team

まずは日報を書く場所としてツールを選定されたということでしたが、基本的にはメンバーの皆さまが、毎日もしくは何かあったら書くというルールになっているのでしょうか?

ーー和田

私が所属している生産性革新室のメンバーは、毎日必ず日報を書くようにしています。それに対して室長である神谷やそのメンバーの上司が気になることがあればコメントするという感じです。私がコメントすることもあります。

ーー神谷

弊社は結構リモートワークや在宅勤務もできるようになっているのですが、Qiita Teamで日報を書いておけば情報共有もスムーズです。何やっているのか気になったり、つまずいたりしているところはないか、などの些細なコミュニケーション問題も必ずしもオフィスにいなくても、そういったコミュニケーションがとれていますね。

ーー和田

もともと日報とは別のツールで管理していたチームごとの週報も、今はQiita Teamにまとめていて。それをパッと見れば、今週そのチームで何をしたかっていうのが室長にもすぐにわかります。個人、チームの活動記録がここに一元管理されているので、進捗把握も管理も振り返りもしやすくなりました。

ーーQiita Team

振り返りにも使っていただいているんですね。

ーー和田

そうですね。タグ付けをしていて、主に半期ごとの人事評価で自分の仕事を振り返るときに重宝しています。タグをクリックするだけで、自分の日報をバーっと並べて見られるのがすごくやりやすいですね。週報と日報を見れば、自分が半年間やってきたかをつかめます。これがメールだと大変ですからね。

ーー神谷

正直、日報って義務として書かされると嫌になっちゃうと思うんですけど、私は「自分のために書いてね」って伝えているんです。

この半年、1年で何やったのか、その上で明日以降何をしていこう?そうやって積み重ねていくのが仕事の基本ですよね。で、これはなによりも自分のためになることなんです。当然私も見ますけど、まずは自分の振り返りにちゃんと使ってほしいなと。

だからこそ過去のものを見やすいっていうのは重要で、Qiita Teamはそういったニーズも満たしてくれています。

圧倒的に使いやすい。導入してから2年以上経つ今まで解約を検討したことすらないほど

ーーQiita Team

御社ではもうQiita Teamを2年以上ご利用いただいていますが、約10名の部署で5,200記事ほど投稿があるんですよね。これはかなり多い水準で、大変嬉しい限りです。

ーー和田

やはり毎日欠かさずに、全員が日報を書いているっていうのが大きいんですかね。やめようとか、違うツール使ってみようなんて話も一切出ずここまで来ていますから、相当使いやすかったんでしょうね。

ーーQiita Team

どういった点が使いやすいと感じられましたか?

ーー和田

技術系の部署なので、マークダウンが書きやすいというのはあります。そんなにリテラシーが高くなくても、マークダウンに慣れている人はすごくスムーズに使えるのではないかなと。使い方を覚えるコストみたいなものはないですね。

ーー神谷

そういう意味だと本当にシンプルで、既存の運営を変更せずに導入できたのが一番よかった点かなと思います。

自由度が高いので、ルールをきっちり決めないと運用できないような企業さんだと面倒かもしれません。でも、私たちのようにある程度やりたいことが決まっているような場合にはすごくフィットしました。

日報や週報を蓄積するっていうシンプルな目的なんですけど、機能としても過不足なく使いやすく、自由度が高い。その他の運用に影響することもない。プラスアルファのツールとしてちょうどよかったです。

ーーQiita Team

日報をQiita Teamで書いていただくというのは王道の使い方ですが、マークダウンやタグ付けなども活用して、使いこなしていただけてうれしいです。ご協力ありがとうございました!

ルールを作らなくてもちゃんと使える。自由な情報共有の場としてQiita Teamが機能する食べログ(カカクコム)の事例

使ったことがない人はいないのではないかというくらい、私たちの生活に密着している価格.com食べログなどのサービスを運営する株式会社カカクコム

今回は、Qiita Teamを活用いただいている食べログのエンジニアチームの皆さんにインタビュー。気軽に情報共有できる場としての活用方法をご紹介します。

インタビューにご協力いただいたみなさま

佐藤立明(さとう たつあき)Tatsuaki Sato
株式会社カカクコム 食べログ システム本部 システム開発2部 部長
大石司(おおいし つかさ)Tsukasa Oishi
株式会社カカクコム 食べログ システム本部 システム開発2部 DevOpsチーム シニアテックリード
内藤崇裕(ないとう たかひろ)Takahiro Naito
株式会社カカクコム 食べログ システム本部 システム開発1部 マイクロサービス化チーム エンジニア

Wikiよりライトに、有益な情報を共有したい。そこにハマったのがQiita Team

ーーQiita Team

今回インタビューさせていただくのが食べログさんの部署ですが、改めて御社の現状や今後の方向性を教えてください。

ーー佐藤

弊社では「Life with -生活とともに-」をミッションに掲げ、生活に密着した幅広い分野で日々の暮らしが豊かになるようなインターネットサービスを展開しています。1997年の創業以来、ショッピングやグルメ、また旅行、不動産、求人などへと、事業領域は継続的に拡大しています。

私が所属している食べログは、「失敗しないお店選び」をコンセプトとする、レストラン検索・予約サイトです。食べログでは、ニーズや好みに合わせたお店探しがより便利になるように様々なサービスを提供しており、近年ではネット予約事業の拡大に力を入れています。

ーーQiita Team

部署はサービスごとに分かれているのでしょうか?また雰囲気は結構違ったりしますか?

ーー佐藤

そうですね。サービスごとに部署が分かれていますし、中途採用も部署ごとに行うなど、雰囲気もかなり違うと思います。開発言語やシステムも違いますが、もちろんサービス間での人事異動もありますし、ベースにあるカカクコムの軸というか、文化などは共通しています。

ーーQiita Team

今回はQiita Teamの活用事例ということでお時間いただいていますが、こういった新しいツールの導入も部署ごとで決めていらっしゃるのですか?

ーー佐藤

基本的にはそうですね。

ーーQiita Team

ありがとうございます。では、QiitaTeamのような情報共有ツールを導入しようと思ったきっかけを教えてください。

ーー大石

最初は、もっと気軽に情報を共有できて、社内のどんな人でも閲覧できる場所がほしいと思ったのがきっかけです。もともと社内のドキュメント共有ツールとしてWikiはあったのですが、わりと敷居が高くて。ちゃんとした情報をストックして、必要に応じて都度編集して…という比較的フォーマルな場所でした。

でも、もうちょっと気軽に技術の話とかポエム的なものでも、投稿できたらいいんじゃないかと。食べログの部署には130人もエンジニアやデザイナーがいるので、それぞれ自分が面白い・有益だと感じたものを共有して、なんとなく人となりを知れたらいいなと思いました。

ーーQiita Team

そこからどのようにツールを選定していったのでしょう?結構ほかのツールの無料トライアルとかも試されましたか?

ーー大石

選定の際には、有志を募って一部のメンバーで色んなサービスを使わせていただきました。その中でQiita Teamを選んだのは、もともとQiitaを使っていて慣れている人が一定数いたのと、なによりセキュリティ要件を満たせたのが大きかったですね。

ーー内藤

弊社の要件として、「二段階認証」と「会社のメールアドレスのアカウントで利用」というのがありました。個人のメールアドレスを使っているQiitaアカウントは使っちゃだめですよってことです。

ーー大石

Qiita Teamをトライアルしたとき、二段階認証を設定しているかどうかは管理画面で確認できましたが、各ユーザーが会社のメールアドレスでアカウントを使っているかどうかはわからなくて。そこで御社に「これ何とかならないですか?」とお願いしたら、次の日には会社のメールアドレスでログインしているかどうかがわかるアイコンがつくようになって、すごく助かりました。

情報セキュリティの部署に聞かれても、その画面を見せればちゃんとチェックしていると示せる。安心して快適に使えます。

ルールは決めない。自由な場として提供したからこそ活性化した

ーーQiita Team

現在はどのように活用していただいているのでしょうか?

ーー大石

とにかく自由な場として使っています。ルールは基本的に「フルオープンであること」くらい。特定の人のみしか閲覧できないとか、そういう制限がある場にはしたくなかったので、そこだけは決めました。それ以外に「こういうことを書いてください」といったお願いは一切しなかったですね。

それよりも「自由に書いてほしい」という気持ちが強くて。みんなに任せるというか、場を用意したので好きなものを書いていいですよというスタンスで提供しました。

ーーQiita Team

かなり自由度が高いですね。

ーー大石

ただ、いきなりそう言われても書きづらいと思うので、最初は僕も書いたし、積極的に書いてくれそうな人を巻き込んで、記事が投稿されるように動きました。あとは、記事が書かれたら”いいね”を必ず押したりコメントを書いたり、ちゃんと反応するようにしていました。

そのうち、何もしなくてもみんなが毎日十数件は記事を投稿しているような状況になってきて、今に至ります。

ーーQiita Team

それだけ自由なのに、ちゃんと毎日投稿されるっていうのはすごいですね。実際どんな内容の投稿が多いのでしょうか?

ーー内藤

書く内容にルールはないのですが、誰かに見てほしい、有益そうな軽めの情報を書いている人が多いです。Wikiに書くほどのことではないけど、ちょっとみんなに教えたいみたいなもの。例えば、「イベントに行ってこういうもの見てきました」とか「最近こういうのを勉強して面白かった」とか。あとは毎日定点観測のようなものをずっと書いてくれている人もいます。本当に個人の日記のようなものを書いている人はほぼいないですね。

ーー大石

あとはテクニカルな話題だと、障害調査の流れとかは結構多く共有されています。軽い障害があったとしても、どうやって障害対応したらいいかわからない、どこから手を付けようか迷うケースもあって。こういうのってマニュアル化がしにくい部分なんですよ。でも、「実際にこんな障害があって、こうやって調査して直しました」というのが書かれていると、その経験を疑似体験できます。

ーー内藤

確かに、障害が発生したときにどういう順番でどこを見ていくかって、経験がないと分からない。そこでメンバーの投稿を参考にさせてもらうことはあります。

ーーQiita Team

一定期間使ってみて、機能面や使いやすさはいかがでしょうか?

ーー内藤

Qiita Teamはすごく書き味がいいので、結構思った通りに書ける。プレビューもすぐに見られて、非常に便利に使わせてもらっています。

ーー大石

機能面の過不足は全く感じていないです。Qiita Teamは「こっちが使いたいように使える自由さ」があるのがいいですよね。

エンジニアは縛られるのが嫌いな人が多くて、僕自身「このツールをこう使ってください!」と押し付けられるのは嫌です(笑)。ルールがなくてもちゃんと使えるところは、エンジニアの特性に合っていると思います。

Qiita Teamの投稿が、メンバーに興味を持つきっかけに

ーーQiita Team

導入理由に「メンバーのことをもうちょっと知れたらいいな」というのがあったと思いますが、その点はいかがですか?

ーー大石

仕事上で接点がない人のことを、記事を通して知れるのはすごくいいなと感じています。

例えば、僕はバックエンド寄りのエンジニアなのですが、部署内にはフロントエンド専門の方とかもいて、そっち方面の言語にかなり詳しかったりするんです。そういう方の記事を通してフロントエンド界隈の最新情報に触れられたり、どんな部分に興味を持っているのかを知れたり、面白いです。

ーー内藤

実際、面白い記事を書いている人がいると、自然とその人に興味が湧きます。エンジニアだけじゃなくデザイナーもQiita Teamを使っているのですが、普段どういうカンファレンスに出ているとか、そういう情報を見るのも興味深いです。

ーーQiita Team

たしかに興味深いですね。では最後に、これからQiita Teamを導入する企業、またはチームへ使い方のアドバイスをいただければ幸いです。

ーー大石

それぞれの会社の文化などもあるので一概には言えませんが、エンジニアがメインのチームで使うなら、あんまりガチガチにルールを固めないほうが良いんじゃないかなと思いますね。特にLinuxとかOSS系のエンジニアは、縛られるのが嫌いな人が多いと思います。

ーー内藤

「◯◯を共有しましょう」とルールを決めた方が使いやすい場面ももちろんあるとは思いますが、今の弊社のQiita Teamにはとにかく多種多様な情報が集まっていて、それを確認できるのがとても面白いんです。導入当初の投稿から最新の投稿までを時系列で見ると、色んなことを考えている人がいるんだな、というのが見えてきて、視野が広がったり、いい刺激をもらうことができたりして、斬新なアイデアが浮かんだりすることもよくあるんですよ。これってルールが無いからこそ実現できていることであり、とても素晴らしいことだと思っています。

ーーQiita Team

気軽に投稿できる場さえあれば自然と情報が集まってくるのは、御社の風通しのいい社風などのベースもあるのかもしれませんね。そういうオープンな文化、集まっている優秀で個性的なエンジニアの特性にフィットすると、ルールの無い自由な場が自然と活性化していき、いいコラボレーションが生まれていくんだろうな、と思いました。本日は、取材へのご協力ありがとうございました!